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マンチェスター・シティには誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? 覚醒ギュンドアンの起用法とは

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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ジョアン・カンセロ
【写真:Getty Images】

ジョアン・カンセロ(ポルトガル代表/背番号27)
生年月日:1994年5月27日(26歳)
20/21リーグ戦成績:20試合出場/1得点2アシスト

 加入1年目の昨季はプレミアリーグやシティのサッカーへの順応に手間取ったが、今季は戦術上のキーマンとして機能している。基本ポジションはサイドバックだが、ある時はセントラルMF、またある時はウィング、気が付いた時にはストライカーになっている。

 攻撃スキルの高さやテクニックへの自信がポジションにとらわれない神出鬼没の動きを可能とする。守備で簡単に背後を取られてしまう課題を覆い隠すほどに攻撃面での魅力が大きい。シーズン序盤は左サイドでの起用も多かったが、今ではカイル・ウォーカーを押しのけて右サイドバックに定着した。

ジョン・ストーンズ
【写真:Getty Images】

ジョン・ストーンズ(イングランド代表/背番号5)
生年月日:1994年5月28日(26歳)
20/21リーグ戦成績:15試合出場/2得点0アシスト

 昨夏は放出候補に挙げられ、シーズン開幕当初もセンターバックの4番手以下という評価だった。ところが今では完全復活を果たし、ルベン・ディアスの相棒としてリーグ最少失点の堅守を支えている。近年目立っていた不振が嘘のようだ。

 新たな相棒とは補完性が高く、対人戦での積極性も増した。そして、もともと武器にしていた配球力にも自信を取り戻し、ビルドアップの起点としても大いに貢献している。負傷癖を克服して良好なコンディションを維持できているのも復活の要因だろう。

ルベン・ディアス
【写真:Getty Images】

ルベン・ディアス(ポルトガル代表/背番号3)
生年月日:1997年5月14日(23歳)
20/21リーグ戦成績:22試合出場/0得点0アシスト

 昨夏、鳴り物入りで加入すると瞬く間に信頼を獲得。不動のディフェンスリーダーに君臨し、リーグ最少失点の守備陣を統率している。常に大声を張り上げて味方を鼓舞し、激しいフィジカルコンタクトも苦にしない屈強なセンターバックだ。

 特筆すべきは23歳にしてベテランのようなリーダーシップを備えている点だろう。英語も堪能で、周囲とのコミュニケーションにも問題なし。すでにクラブのレジェンドであるヴァンサン・コンパニの後継者たりうる逸材とも。幼少期には空手を習っていた経験もある。

オレクサンドル・ジンチェンコ
【写真:Getty Images】

オレクサンドル・ジンチェンコ(ウクライナ代表/背番号11)
生年月日:1996年12月15日(24歳)
20/21リーグ戦成績:11試合出場/0得点0アシスト

 シーズン前半戦は度重なる負傷などでほとんど稼働できなかったが、年明けから徐々に出場機会を増やしている。ペップ・グアルディオラ監督が「走り過ぎていた」とサッカースタイルの見直しを図ると、再び左サイドバックとして重要な役割を担うようになった。

 厳しい立場でも腐らず地道に働き、豊富な運動量で左サイド全域をカバー。そして時には中盤まで進出してビルドアップも的確にサポートする。若手時代はドリブル突破が武器のアタッカーだったが、もはやその面影はなくなりつつある。

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