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久保建英はボールを持てば輝く。タッチ数はわずか…それでも、限られた機会で見せた意欲

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
【写真:Getty Images】

【ヘタフェ 1-1 エルチェ リーガ・エスパニョーラ第28節】

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 リーガ・エスパニョーラ第28節、ヘタフェ対エルチェが現地時間21日に行われ、1-1のドローに終わっている。

 エルチェはヘタフェにとって残留を争うライバルである。そんな重要な一戦で、MF久保建英は先発で起用されている。同選手にとってはこれが実に7試合ぶりのスタメン起用であった。

 ヘタフェのサッカーがこの1試合で大きく変わることはもちろんない。ボールを奪えば縦に素早く展開し、ピッチに立つ選手が上下動を繰り返す。この日もボールが地面から離れることは多かった。

 チームとしてポゼッション率を高めることに意識を向けていないので、とくに前線の選手はボールに触れる機会が限られる。事実、カルレス・アレニャのタッチ数は37回、エネス・ウナルは同41回となっていた。

 久保も例外ではない。試合の中でトップ下から右サイドに移ったレフティーは、タッチ数が28回しかなかった。これは、後半早々にベンチへ退いたネマニャ・マクシモビッチに次いでスタメン中チームワースト2位の成績となっている。

 しかし、久保はボールを持てば輝きを放った。大きく躍動、とまではいかないが、結果を残そうという積極的な姿勢をみせている。ドリブル、クロスで何度かチャンスを生み出している。

 72分間の出場で、上記した通りタッチ数は28回しかなかった。しかし久保はデータサイト『Who Scored』によるスタッツでシュート数2本、キーパス2本でアシスト1本、ドリブル成功数1回を記録している。限られた機会の中で、やれることはやったと言えるのではないだろうか。

【了】

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