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アーセナルはどうする? 契約満了が迫る6人の動向。ダビド・ルイスはもうすぐ34歳、チェンバースが契約延長を勝ち取るには…

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】

 20/21シーズンは終盤戦に突入している。プレミアリーグの順位は来季のUEFAチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ出場権に関わってくるため、どのチームもラストスパートをかけたいところだ。一方で、来季以降に向けた人員整理も本格化する時期でもある。

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 データサイト『transfermarkt』によると、今季でアーセナルとの契約が満了になるのは4人。そのうち3人はローン移籍しているマルティン・ウーデゴールとダニ・セバージョス、マシュー・ライアン。ダビド・ルイスはまもなく34歳になるが、今季の後半戦に入って再び出場機会を増やしている。短期間の契約延長であれば可能性は十分にあるだろう。

 この夏に大きな動きがありそうなのは、2022年の夏に契約を満了する選手たちだろう。同サイトによると、5人の選手が来夏に契約満了を迎えるという。

 アレクサンドル・ラカゼットに対しては、アトレティコ・マドリードやセビージャといったクラブが興味を示していると報じられた。今季はプレミアリーグでチームトップの11得点をマーク。アーセナルに加入して以来、4シーズンすべてで2ケタ得点を挙げており、得点以外の部分での貢献度も高い。今夏のアーセナルが最も引き留めを図らないといけない選手と言えるだろう。

 ラカゼットの去就はエディ・エンケティアにも影響を与えるだろう。昨季の終盤戦に台頭したが、今季はここまでわずか1得点。2月以降はプレミアリーグで1度もベンチに入っていない。まだ21歳と若く、期待のアカデミー出身選手ということもあり、他クラブで再び経験を積むという選択肢もありそうだ。

 ベシクタシュへの期限付き移籍から復帰したモハメド・エルネニーは今季、公式戦31試合に出場している。中盤の選手ではグラニト・ジャカに次ぐプレー時間を得ており、トーマス・パルティの負傷離脱中に穴を埋めたのはエルネニーだった。レアル・マドリード復帰が噂されるダニ・セバージョスの去就も影響しそうだが、選手層を考えると必要な存在だろう。

 カラム・チェンバースにとっては、残りのシーズンが正念場となりそうだ。昨年1月に左膝の前十字靭帯を断裂した。12月に復帰したが、プレー時間を得られず、ここまで公式戦の出場は6試合のみとなっている。しかし、3月に入ると、右サイドバックとしてプレミアリーグで2試合に先発。チェンバースがアーセナルでキャリアを続けるためには、このポジションでアピールすることが条件となりそうだ。

 残る1人はGKのデヤン・イリエフ。今季の前半戦はシュルーズベリー(3部)に期限付き移籍し、冬に復帰。ここまでアーセナルでは出場機会がない。ベルント・レノの地位は確実だが、アレックス・ルナルソン、ライアンも含めてGKの人員整理は確実と見られている。

【了】

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