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マンU監督、ライバルクラブ退団のアグエロ獲得を完全否定。「前例はあったが…」

text by 編集部 photo by Getty Images

セルヒオ・アグエロ
【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は、マンチェスター・シティを今季限りで退団することを表明したFWセルヒオ・アグエロを獲得する可能性を強く否定している。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えた。

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 シティのエースストライカーとして長年君臨し、クラブ歴代最多の得点者にもなったアグエロだが、契約の満了する今季限りで退団することを先日表明。コンディションさえ整えばまだ十分にトップレベルで活躍できると期待され、移籍先としては多くのビッグクラブが噂に上っている。

 同じ町のライバルクラブであるユナイテッドも例外ではなく、アグエロを獲得するよう勧めているクラブOBもいる。だがスールシャール監督は「忠誠心」を理由に、シティのエースを獲得することはないと断言している。

「もちろん、忠誠心というものは私にとって重視する価値観のひとつだ。あるクラブで10年間プレーしたような選手が、地域のライバルクラブへ行きたいと考えるとは思わない」とスールシャール監督は語っている。

 だがユナイテッドとシティの両クラブでプレーした選手は決して少なくはなく、プレミアリーグ設立以降でも40人以上に上るという。スールシャール監督のコメントは、現役時代のチームメートであり後にシティでプレーしたFWアンディ・コールやGKピーター・シュマイケル、またユナイテッドからシティへの直接の移籍が騒動を引き起こしたFWカルロス・テベスなどに対する批判ではないかとも受け止められている。

「我々はプロフェッショナルだということも分かっているが、ユナイテッドでプレーすればシティへ行きたいとは思わないものだ。前例もあったが、私はそういう移籍に同意できなかった。名前を挙げたくはないが、誰のことを言っているかは皆さん分かっているだろう」とスールシャール監督は続けている。

【了】

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