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セリエA 3年前

セリエAの消えた逸材たち。天国から地獄へ…才能を開花させられなかった5人の選手

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

日本行きも噂された長身ストライカー

ロベルト・アクアフレスカ
【写真:Getty Images】



ロベルト・アクアフレスカ(イタリア)

生年月日:1987年9月11日
現所属クラブ:現役引退

 トリノの下部組織で育ち、2005年に複数クラブ争奪戦の末にインテルへ移籍する。すぐにトレヴィーゾへ貸し出され、2年目の2006/07シーズンにセリエBで11得点を挙げて台頭。2007/08シーズンは後半戦に9得点を荒稼ぎし、年間でリーグ戦10得点。そして2年目に14得点を挙げ、2年連続セリエAでの二桁得点を記録した。

 その間、U-23イタリア代表として2008年の北京五輪にも出場して期待の若手ストライカーの1人として注目を浴びる。ところがインテルでは1試合も出番なく、2009/10シーズンにディエゴ・ミリートとチアゴ・モッタ獲得の代替要員としてジェノアに放出され、即座にアタランタへ期限付き移籍する。

 しかし、新天地では鳴かず飛ばずで半年後にジェノアへ復帰。その後はカリアリやボローニャへレンタルされるも、控えFWから抜け出せず2012年夏にボローニャへ完全移籍しても期待に応えられずスペイン1部のレバンテへ期限付き移籍したこともあった。

 2014/15シーズンはセリエBに降格したボローニャの一員としてプレーするも、リーグ戦でわずか3得点しか挙げられず。チームがセリエAに昇格した翌2015/16シーズンは出番が激減し、2016年夏にセリエBのテルナーナへ放出されても結果を残せなかった。2017年夏からはスイス1部のFCシオンに新天地を求めたが、ここでもほとんど試合に出ることができず退団した。

 ボローニャで出番を失っていた2016年夏にはJリーグのサガン鳥栖移籍も噂されたが、実現しなかった。

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