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世界最高の右サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング6位~10位。イングランドの新旧フィジカルモンスターは…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

6位:柔軟性を身に着けたマンCのファイター

カイル・ウォーカー 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

DF:カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)
生年月日:1990年5月28日(30歳)
19/20リーグ戦成績:29試合1得点4アシスト
市場価値:4000万ユーロ(約48億円)

 隆盛を極めるマンチェスター・シティで、カイル・ウォーカーは欠かすことのできない存在となった。シェフィールド・ユナイテッドの下部組織で育ち、トッテナムの主力に成長してイングランド代表にも定着した。元々は当たり負けない「フィジカル」と快足を武器にするサイドバックだったが、ペップ・グアルディオラ監督の下で進化を遂げている。

 豊富な運動量を武器にサイドを上下動する肉体派サイドバックだったが、シティのスタイルにすぐにフィットした。ビルドアップの貢献度も高く、攻撃参加のタイミングも抜群。それでいて元来持っていた「フィジカル」の強さはシティでも存在感を放っている。体格で優る相手にもフィジカルコンタクトで勝ち、DFラインが裏を取られても猛然とプレスバックしてピンチを防ぐ。オフ・ザ・ボールでもオン・ザ・ボールでもウォーカーの存在価値は高い。

 シティでは右サイドバックだが、イングランド代表では3バックの右が主戦場となっている。「フィジカル」や「空中戦」の強さはサイドバックの選手としてはトップクラス。それでいてビルドアップでの貢献度も高いウォーカーは、ガレス・サウスゲート監督からの信頼も厚い。攻守に穴がなく、剛柔を併せ持つサイドバックとして活躍している。

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