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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング16位~20位。SNSでも大活躍する“陽キャ”なスピードスターとは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:爆発的スピードを持つ遅咲きのフランス人

ジェローム・ルシヨン
【写真:Getty Images】

DF:ジェローム・ルシヨン(フランス/ヴォルフスブルク)
生年月日:1993年1月6日(28歳)
市場価格:900万ユーロ(約10.8億円)
19/20リーグ戦成績:29試合出場/1得点1アシスト

 ソショー、モンペリエで経験を重ね、2018年夏にヴォルフスブルク加入。これが自身初の国外挑戦となったが、ブンデスリーガでは1年目から28試合3得点6アシストという成績を残すなど、他の選手にやや遅れながらもブレイクを果たすことになった。以降もジェローム・ルシヨンはヴォルフスブルクの主力として、ピッチ内で奮闘を続けている。

 そんな同選手の最大の魅力は「スピード」だ。味方が攻撃に転じれば、一瞬にしてサイドを駆け上がり相手を恐怖へと陥れる。また身長175cmとそこまで大柄ではないが「フィジカル」に強く、ボールを持った状態で身体を寄せられてもそれを平然と弾き返し、そのままの勢いで敵陣深くへ侵入することを可能としている。

 アスリート能力だけをフィーチャーされることも多いルシヨンだが、崩しの局面におけるセンスも決して悪くない。とくにクロスに定評があり、イメージで上げることがないとは言わないが、基本的にはしっかりとルックアップし、味方にピンポイントでクロスを届けることができる。ヴォルフルブルクの最前線には長身ヴォウト・ヴェフホルストがいるので、彼が活きるような高質なボールを出せるルシヨンはチームにおいて重要な駒となっているのだ。

 上記した「スピード」と「フィジカル」といった非凡な能力は守備面でも大いに活かされており、1対1ではしぶとく相手に食らいついてその勢いを確実に落とす。現在28歳と決して若くないが、今後ビッグクラブやフランス代表でも見たいと思える存在だ。

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