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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング16位~20位。SNSでも大活躍する“陽キャ”なスピードスターとは?(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

16位:3部でもプレーしたスペイン人

セルヒオ・レギロン
【写真:Getty Images】

DF:セルヒオ・レギロン(スペイン代表/トッテナム)
生年月日:1996年12月16日(24歳)
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
19/20リーグ戦成績:31試合出場/2得点4アシスト

 8歳でレアル・マドリードの下部組織に入団するもその後カスティージャに昇格できず、3部にレンタル移籍する苦労を味わった。しかし、そこで活躍しマドリーに復帰すると、2018/19シーズンにはトップチームでもまずまずの出番を得るように。結局同クラブに定着せず昨季はセビージャにレンタル、今季からはトッテナムに所属しているが、近年著しい成長を見せた選手の一人と言えるだろう。

 スペイン人選手らしい足元の「テクニック」を持っており、自ら「ドリブル」で運ぶことはもちろん、周囲のサポートをうまく使いながら敵陣深くに侵入していくことが可能。そこから繰り出すクロスは正確で、ただ中央にフワッと上げるだけでなく、マイナスから来る味方などを見逃さず、そこへしっかりとボールを届けることができる点も評価できる。

 一方で「守備力」に不安があるのは事実。1対1の対応がかなり雑になって余計なファウルを犯すことが珍しくなく、ポジショニング等が的確ではないこともしばしば。運動量豊富で懸命に戦える選手であることに間違いはないのだが、どうにもその勢いが空回りして一瞬で崩されることがある。もう少し頭を使って冷静にディフェンスすることが求められるだろう。

 能力値を見ても「守備力」は「68」と、他のDFと比較してもかなり低い数字となってしまっている。このままのペースでキャリアを積むとどこかで大きな壁にぶち当たるだろう。ただ、上記した通りオフェンスセンスは魅力。ウイングバックとして磨けば、より輝けるのかもしれない。

【了】

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