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酒井宏樹、移籍決断の理由を現地紙に語る。「責任を果たせないなら…」

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井宏樹
【写真:Getty Images】


 2020/21シーズン限りでマルセイユを去ることを表明した日本代表DF酒井宏樹が、現地メディアに退団を決意した理由を語った。仏紙『ラ・プロヴァンス』が25日付でインタビューを伝えている。

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 酒井は24日に自身の公式SNSでマルセイユを退団すること、ヨーロッパを離れることを発表。Jリーグへ復帰することが見込まれている。

 日本代表の活動のため帰国する前に地元紙が行ったというインタビューの中で、酒井は5年間を過ごしたクラブやサポーターへの感謝の思いを述べた。また退団を決めた理由として、ラストシーズンの自身のパフォーマンスに満足できなかったことを説明している。

「正直に言えば、できるだけ長くここでプレーを続けたいと思っていました。しかし外国人枠を使う外国人選手としては、毎試合、毎年チームのためにしっかり貢献することを目標にしていました」と酒井は語る。

「今年たくさん試合に出場しましたが、クラブを助けられたかどうかと自問していました。それが退団を決めた理由です。クラブに対して責任を負うべきだと考えています。そういう責任を果たせないなら出て行くと決めていました」

 シーズン前半は不動の右サイドバックとしてプレーしていた酒井だが、後半戦には出場停止や負傷などもあり出場が減少していた。だが2018/19シーズンにはファンの選ぶチーム年間MVPに選出されるなど、フランス名門クラブの主力として確かな足跡を残したことは確かだ。

【了】

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