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監督交代が幸運招く? なぜか多いシーズン途中就任でのCL制覇【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

トーマス・トゥヘル
【写真:Getty Images】


 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のマンチェスター・シティ対チェルシー戦が現地時間29日に行われ、1-0の勝利を収めたチェルシーが優勝を飾った。トーマス・トゥヘル監督はシーズン途中での就任から欧州制覇を成し遂げたことになった。

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 今季大型補強を敢行しながらもプレミアリーグで成績の振るわなかったチェルシーは、1月にフランク・ランパード前監督を解任。チームを引き継いだトゥヘル監督は立て直しに成功し、プレミアリーグでの4位確保に続いてCL優勝のタイトルももたらした。

 基本的には監督が交代するのはチームが順調な戦いをできていない場合であり、今季のチェルシーもそうだった。だが、CLではなぜかシーズン途中で監督を替えたチームが優勝を飾るケースが少なくない。

 昨季のバイエルン・ミュンヘンも11月にニコ・コヴァチ監督を解任したが、後任として暫定監督を経て正式監督に就任したハンジ・フリック氏がCL優勝も含めた全タイトルを獲得。2015/16シーズンのレアル・マドリードもジネディーヌ・ジダン監督が途中就任でCL優勝を飾っており、過去6年間の優勝監督のうち3人がシーズン途中の就任だった。

 また、チェルシーにとっては今回がクラブ史上2回目のCL優勝だが、前回の優勝時もシーズン途中で監督を交代。2011/12シーズンは3月にアンドレ・ビラス・ボアス監督を解任したあと、後任のロベルト・ディ・マッテオ氏が暫定監督のままチームを初の欧州制覇に導いていた。

【了】

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