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イングランドの消えた逸材5人(3)。天国から地獄へ…酒と「笑気ガス」で批判を浴びた男

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人のイングランド人選手を紹介する。

ユース時代から期待も…。アストン・ヴィラに13年在籍の快速ウィンガー

ガブリエル・アグボンラホール
【写真:Getty Images】



FW:ガブリエル・アグボンラホール
現所属クラブ:なし

 アストン・ヴィラ下部組織出身のガブリエル・アグボンラホールはその圧倒的なスピードで快速ウィンガーとして期待されていた。

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 アグボンラホールは2005年にアストン・ヴィラのトップチーム昇格となったが、2005/06シーズンはワトフォードとシェフィールド・ユナイテッドにそれぞれレンタル移籍。シーズン途中にアストン・ヴィラに復帰となり、第26節のエバートン戦でデビュー。この試合で初ゴールを決めた。

 翌シーズンは本職のセンターフォワードではなく、右ウィングでの起用が多くなった。自慢の快速を活かし、ゴールを重ねていく。U-21イングランド代表にも選出されていたアグボンラホールは2008年にフル代表デビュー。しかし、わずか3キャップに終わっている。

 2015/16シーズンにアストン・ヴィラは2部降格。アグボンラホールは降格が決定した夜に友人、女性ファン2人とホテルで飲酒と笑気ガスの使用が報じられ、批判を受けた。その後、同選手は2017/18シーズンをもって13年間在籍したアストン・ヴィラを契約満了により退団。2019年3月に自身のインスタグラムで現役引退を発表した。

【了】

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