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【前半速報】なでしこジャパン、チリの世界的守護神に大苦戦。チャンスは多く作ったが…【東京五輪】

text by 編集部 photo by Getty Images

なでしこジャパン
【写真:Getty Images】



【日本 0-0 チリ 東京五輪2020 グループE第3節】

 サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)は27日、東京五輪2020のグループE第3節でチリ女子代表と対戦している。

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 前節まで1分1敗の勝ち点1、グループ3位につけている日本は、もしチリに敗れれば決勝トーナメントに進むことができない。一方でチリは勝てば決勝トーナメント進出の可能性があるだけに、極めて重要な一戦だ。

 高倉麻子監督はチリ戦に向けて前節からスタメンを5人変更。なでしこジャパンのエースFW岩渕真奈が先発復帰を果たし、FW菅澤優衣香と2トップを組む。そしてイギリス女子代表と対戦したグループステージ第2節で存在感を発揮したMF林穂之香は2試合連続で先発起用された。

 チリは今大会で最もアグレッシブな立ち上がりで、積極的にボール保持からの攻めを試みる。一方、日本も負けじとチャンスを作る。

 10分、MF長谷川唯がペナルティエリア手前から右サイドへ展開し、オーバーラップしてきたDF清水梨紗がグラウンダーのクロスを入れる。中央の菅澤は合わせきれなかったが、パスカットに入った相手ディフェンスの足に当たってあわやオウンゴールという場面になった。

 なかなか高い位置でボールを奪えない日本は長いパスを使った速攻にもトライした。17分には清水が相手ディフェンスラインの背後へ浮き球のパスを供給すると、左サイドから走り込んだMF杉田妃和がシュートに持ち込む。しかし、これはチリが誇る世界的GKクリスティアネ・エンドレルが伸ばした長い左足に阻まれてしまった。

 徐々にボールを持てるようになってきた日本だが、チャンスをなかなか生かせない。33分には2試合ぶりに先発復帰したMF三浦成美がミドルシュートを放つも、ゴールの上に外れた。36分には長谷川の鋭いミドルシュートもゴールのわずか左に逸れてしまった。

 できるだけ早く先制点が欲しい。しかし、決定的なチャンスは相手GKに阻まれたり、ゴールの枠を捉えきれなかったり。なでしこジャパンは今季パリ・サンジェルマンからリヨンへ移籍した世界最高峰の守護神・エンドレルの牙城を崩せず、0-0のまま前半終了となった。

【得点者】
なし

【了】

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