バルセロナの希望

MF：リキ・プッチ（スペイン）
生年月日：1999年8月13日（21歳）
20/21リーグ戦成績：14試合1得点0アシスト

　バルセロナのカンテラ（下部組織）出身のリキ・プッチは、2018年にバルセロナBでUEFAユースリーグに出場。決勝戦ではチェルシーを下し、優勝に貢献した。18/19シーズン開幕前のプレシーズンでトップチームに帯同すると一躍注目を集め、2019年にリーグ戦デビューを飾った。

　167cmと小柄ながら、大柄な選手にも物怖じせず果敢に挑んでいくリキ・プッチは、かつてバルセロナの希望と言われた。長短の正確なパススキルに加え、狭いスペースでもDFをものともしない華麗な足元のスキルとドリブルを持ち合わせている。いまや薄れつつあるバルセロナの哲学とされる“ティキ・タカ”を復活させるためには、必要不可欠な選手だ。

　各国のスター選手が在籍するチームではなかなか出場機会が得られずいる。しかし、リオネル・メッシの退団が決まり、バルセロナは新たな時代に突入する。かつてジョゼップ・グアルディオラ監督が繰り広げた、華麗なパスワークを復活させることになれば、リキ・プッチは重要な存在となる。10番を受け継ぎ次代のバルセロナを牽引していく存在は、“バルセロナの希望”リキ・プッチかもしれない。