その成長速度は異次元
【写真：Getty Images】
FW：アンス・ファティ（スペイン代表）
生年月日：2002年10月31日（18歳）
20/21リーグ戦成績：7試合出場／4得点1アシスト
10歳でバルセロナのカンテラ（下部組織）に入団し、久保建英やエリック・ガルシアらと共にプレー。そして2019年、わずか16歳でプロ契約を勝ち取ると、同年にトップチームデビューを果たし、そこから1ヶ月も経たないうちにクラブ史上最年少得点をマークしている。そして一気に注目を浴びた若きアタッカーは、なんとチャンピオンズリーグ（CL）の舞台でも史上最年少得点を記録。そのシーズン終了後には正式にトップチームへ昇格し、違約金を4億ユーロ（約480億円）に設定されるなど、驚異的なスピードでスターへの階段を駆け上がった。
非凡なスピードとテクニックを融合したドリブルで敵陣を切り裂き、10代とは思えぬ落ち着きで確実にゴールネットを揺らす。そんな若き才能は2020/21シーズンも絶好調で、リーグ開幕から5試合で4得点1アシストをマークしていた。第9節ベティス戦で大怪我を負い、以降ピッチに立つことはできなかったが、序盤で与えたインパクトは確かなものがあった。
そんな同選手はトップチームデビュー当初からリオネル・メッシが去った後のバルセロナを担える存在と称されてきた。そのメッシが去ったバルセロナが思った以上に早く現実となってしまい、サポーターは深い悲しみの中にあるが、そこに希望を照らせるのは紛れもなくこの男である。偉大すぎるメッシにはなれずとも、バルセロナの新たな伝説的プレーヤーになる可能性は十分と言えるだろう。
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