4位：ロベカルを超えた現キャプテン

DF：マルセロ（元ブラジル代表）
在籍期間：07年冬～
クラブ通算成績：528試合38得点101アシスト
代表通算成績：58試合6得点12アシスト

　退団したセルヒオ・ラモスからキャプテンマークを受け継いだのは、同選手とともにレアル・マドリードの黄金時代を牽引したマルセロ。2007年にフルミネンセから加入して以来、レアルの攻撃を左サイドから支えてきた。半年間だけともにプレーしたロベルト・カルロスの後釜として、マルセロは公式戦通算101アシストというとてつもない数字を積み重ねてきた。

　長く伸びた髪をなびかせて左サイドを駆け上がる、超攻撃的なサイドバックだ。フットサル仕込みのテクニックと、変幻自在の左足のキックでチャンスを次々と生み出していく。クリスティアーノ・ロナウドとは左サイドでホットラインを築き、幾多のゴールをアシストしている。

　在籍15年目を迎えるマルセロはチーム最古参となった。昨季は無冠に終わったが、4度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇とFIFAクラブワールドカップ制覇、5度のリーグ優勝など、輝かしい実績を残してきた。近年はパフォーマンスの低下から批判を浴びることも少なくないが、ロベルト・カルロスを上回るアシスト数をどこまで伸ばすことができるだろうか。