1位：リバプールと言えばこの男

MF：スティーブン・ジェラード（元イングランド代表）
在籍期間：98年夏～15年夏
クラブ通算成績：710試合186得点143アシスト
代表通算成績：113試合21得点23アシスト

　リバプール歴代3位の出場記録を持つスティーブン・ジェラードが堂々の1位に輝いた。1998年のトップチーム昇格からロサンゼルス・ギャラクシーへ去る2015年までの17年間赤いユニフォームを着たMFは、公式戦143アシストを記録。2位ロベルト・フィルミーノが69アシストなので、まさに圧倒的と言っていいだろう。

　トップチーム昇格2年目で主力に定着したジェラードだったが、プレミアリーグで初めて二桁アシストを記録したのは意外にも遅く、2007/08シーズンとなっている。翌2008/09シーズンにも11アシストをマークしており、これで2季連続の二桁アシストに。そして2013/14シーズンはキャリアハイとなるリーグ戦15アシストを叩き出し、優勝争いの原動力となっていた。

　パスの精度とスピードともに申し分なく、どんなエリアからでもチャンスを作り出すことを可能としていたジェラード。リバプールに在籍した間、様々なFWの能力を引き出してきたが、とくにリバプールサポーターに強烈な記憶として残っているのはフェルナンド・トーレスとのホットラインだろう。彼らのコンビネーションは、どのクラブも恐れるほど凄まじい破壊力を持っていた。

　数々の名手が在籍してきたリバプールにおいて、通算100アシスト以上を記録したのはジェラードただ一人。今後、この偉大な記録を超える人物がレッズに現れることはあるだろうか。

【了】