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リバプール最強のパサーは誰だ? 21世紀アシストランキング1~5位。トップは圧倒的な数字! 偉大なるバロンドーラーも

シリーズ:21世紀アシストランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:頼れるキャプテン

ジョーダン・ヘンダーソン
【写真:Getty Images】



MF:ジョーダン・ヘンダーソン(イングランド代表)
在籍期間:11年夏~
クラブ通算成績:392試合30得点51アシスト
代表通算成績:63試合1得点8アシスト

 今でこそリバプールの「顔」となっているジョーダン・ヘンダーソンだが、最初からすべてが順風満帆だったわけではない。2011年にサンダーランドから加入するも、その翌年に就任したブレンダン・ロジャース監督からはシーズン前に移籍を容認されるなど事実上の戦力外通告を受けている。事実、2012/13シーズン当初はほとんど試合に絡むことができていなかった。

 それでも腐ることがなかったヘンダーソンは、ジョー・アレンが負傷離脱したこともあり、2012/13シーズン途中よりレギュラーに定着。すると以降もピッチに立ち続け、2015/16シーズンからは偉大なるスティーブン・ジェラードから腕章を受け継いだ。そして、近年ではチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグ制覇に貢献。長くタイトルとは無縁だったレッズを、世界最高のクラブに引き上げた。

 豊富な運動量と熱いハートを武器にしたハードワーカーというイメージが強いヘンダーソンだが、パスセンスも非常にハイレベル。とくに攻撃のリズムを変えるサイドチェンジの質はピカイチで、2014/15シーズンにリーグ戦二桁アシストを記録した事実が示す通り、決定的なパスを出すことも決して珍しくない。これこそ、リバプールで長く生き残り続けてきた要因の一つと言えるだろう。

 2020/21シーズン終了時点で公式戦392試合に出場し、マイケル・オーウェンやロビー・ファウラーを超える51アシストを記録してきたヘンダーソン。この数字は今後、どこまで伸びるだろうか。

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