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リバプール最強のパサーは誰だ? 21世紀アシストランキング1~5位。トップは圧倒的な数字! 偉大なるバロンドーラーも

シリーズ:21世紀アシストランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:点取り屋ではないが…

ロベルト・フィルミーノ
【写真:Getty Images】



FW:ロベルト・フィルミーノ(ブラジル代表)
在籍期間:15年夏~
クラブ通算成績:292試合87得点69アシスト
代表通算成績:55試合17得点7アシスト

 フィゲイレンセでプロデビューしたロベルト・フィルミーノは、クラブ経営シミュレーションゲーム『フットボール・マネージャー』のデータを通して発掘され、2011年冬にホッフェンハイムへと活躍の場を移している。ドイツ2年目には主力に定着し、2013/14シーズンにはリーグ戦二桁得点&二桁アシストを記録と爆発。評価を大きく高めることになった。

 その活躍が認められ、2015年にリバプールへ移籍。するとさっそく主力として起用され、1年目でプレミアリーグ二桁得点を記録。2年目には同11得点10アシストをマークし、3年目にはリーグ戦で15得点7アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)で10得点8アシストという結果を残すなど存在感をどんどん強め、今ではリバプールにおいて欠かせないプレーヤーの一人となった。

 フィルミーノはFWとして圧倒的な得点力を持っているわけではない。しかし、パスの受け方や受ける位置が絶妙で、ブラジル人らしい技術力の高さを武器にボールを巧みに操って味方を確実に活かすことができる。この男がいなければ、前線でトリオを組むことが多いサディオ・マネやモハメド・サラーがゴールを大量生産することはできなかったはずだ。

 フィルミーノは昨季終了時点でリバプールで公式戦293試合に出場し、69ものアシストを記録してきたが、これは今まで同クラブに在籍してきたヨーロッパ出身選手を除けば歴代最多の数字。また20世紀に所属していた選手を含めても6位という好成績である。ただ、まだまだ止まることはないだろう。

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