1位：ブラジルの貴公子
【写真：Getty Images】
MF：カカ（元ブラジル代表）
在籍期間：03年夏～09年夏／13年夏～14年夏
クラブ通算成績：307試合104得点85アシスト
代表通算成績：92試合29得点22アシスト
21世紀に在籍した選手の中で1位となったのは、ブラジルの貴公子カカだ。ACミラン加入初年度からスクデット獲得（セリエＡ優勝）に貢献したカカは、長きにわたり同クラブの黄金期を支えた。2007年にはクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシに大差をつけてバロンドールを獲得している。2009年にはレアル・マドリードに移籍したが、2014年にACミランに復帰した。
圧倒的なスピードと緩急を活かしたドリブルは止められない。長距離であってもそのスピードは落ちることがなく、華麗なテクニックを持ちながらもシンプルなプレーで相手を抜き去る。トップスピードのドリブル中でも広い視野を活かし、相手の意表を突くパスでチャンスメイクできるカカは、ACミランの攻撃を牽引し、多くの記憶に残るゴールとアシストを記録した。
復帰した年も合わせ7年間在籍したACミランで、記憶に残る数々プレーでファンを魅了したカカは、アメリカでサッカー選手人生に終止符を打った。引退時に「監督やスポーツ・ディレクター、クラブと選手をつなぐような仕事で、クラブに関わっていきたい」と語ったこの男は、引退してもなおサッカー界に多くのものをもたらすだろう。
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