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古橋亨梧は中央で起用すべし。ポステコグルー監督が悔やんだ配置ミス、セルティックは宿敵とのダービーで敗戦【コラム】

シリーズ:コラム text by 舩木渉 photo by Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップ第4節が現地29日に行われ、セルティックはレンジャーズに0-1で敗れた。「オールドファーム」と呼ばれる伝統あるダービーマッチで、日本代表FW古橋亨梧はノーゴールに終わっている。セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、この試合で何かに気づいたようだ。(文:舩木渉)

ポステコグルー監督は後悔?

古橋亨梧
【写真:Getty Images】

 リーグタイトル奪還に挑むセルティックが、今季最初にして最大の壁にぶつかった。

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 現地29日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第4節で、同じ街に本拠地を置く宿敵レンジャーズに敗れた。スコアは0-1と僅差だったものの、昨季王者との間にはチームとしての完成度に差があることを見せつけられた。

 敵地アイブロックス・スタジアムに集まった約5万人のレンジャーズサポーターの前で、セルティックの新戦力・古橋亨梧はしっかりと存在感を発揮した。

 現地26日のUEFAヨーロッパリーグ予選プレーオフ2ndレグ、AZアルクマール戦の後半に相手DF菅原由勢と接触して打撲傷を負ったと伝えられていた。そのため移籍後初のダービーマッチ欠場の懸念もあったが、公式戦7試合出場7得点と驚異的なペースでゴールネットを揺らしてきた日本代表FWは無事に先発出場。そしてリーグ戦では初めて試合終了までピッチに立ち続けた。

 しかし、レンジャーズ相手にゴールは奪えなかった。セルティックにとって国内リーグはほとんどの試合が格下相手との戦いになり、互角あるいは劣勢の状況が生まれるのは「オールドファーム」と呼ばれる伝統のダービーマッチくらい。古橋は“英雄”になれなかった。

 ただ、力を発揮しきれなかった要因はすでに見当がついている。セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は試合後、地元ラジオ局などにこう語ったという。

「キョウゴは中央でプレーする方が相手にとってはるかに脅威を与えられる。正直に言えば、試合開始時から彼を中央で起用すべきだったと思う」

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