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アーセナル、総合が最低のD評価の理由は? 冨安健洋ら若手に巨額投資も、不足しているのは…【プレミア主要クラブ補強診断(2)】

シリーズ:プレミア主要クラブ補強診断 text by 安洋一郎 photo by Getty Images

補強・総合力評価



IN
GK:アーロン・ラムズデール(シェフィールド・ユナイテッド/完全移籍)
DF:ベン・ホワイト(ブライトン/完全移籍)
DF:ヌーノ・タバレス(ベンフィカ/完全移籍)
DF:冨安健洋(ボローニャ/完全移籍)
DF:セアド・コラシナツ(シャルケ/期限付き移籍から復帰)
MF:アルベール・サンビ・ロコンガ(アンデルレヒト/完全移籍)
MF:マルティン・ウーデゴール(レアル・マドリード/完全移籍)
MF:エインズリーメイトランド=ナイルズ(WBA/期限付き移籍から復帰)

OUT
GK:デヤン・イリエフ(セレチ/期限付き移籍)
GK:ルナール・アレックス・ルナルソン(ルーヴェン/期限付き移籍)
GK:マシュー・ライアン(ブライトン/期限付き移籍満了)
DF:ウィリアム・サリバ(マルセイユ/期限付き移籍)
DF:エクトル・ベジェリン(レアル・ベティス/期限付き移籍)
DF:ダビド・ルイス(無所属/契約満了)
MF:ジョー・ウィロック(ニューカッスル/完全移籍)
MF:マテオ・ゲンドゥージ(マルセイユ/期限付き移籍)
MF:リース・ネルソン(フェイエノールト/期限付き移籍)
MF:ウィリアン(コリンチャンス/契約解除)
MF:ダニ・セバージョス(レアル・マドリード/期限付き移籍満了)

補強評価:B

 欧州で最多となる約1億5600万ポンド(約237億円)の移籍金を投じて若手選手6名を補強。昨季後半戦から所属していたマルティン・ウーデゴールや開幕スタメンを飾ったアルベール・サンビ・ロコンガ、ベン・ホワイトらは即戦力として活躍が期待されている。一方でプレシーズンからイージーな失点が多く、意思疎通が足りていないシーンも散見されている。現状のスカッドを考えるのであれば、経験豊富なリーダーシップのあるCBを1人獲得した方が良かったのではないだろうか。

総合評価:D

 2021/22シーズンは無得点で開幕3連敗と1992年のプレミアリーグ創設以降ワーストのスタートを切ったアーセナル。アルテタ政権が3季目に突入し、そろそろ目に見える結果がほしい中で状況は厳しい一方だ。今季は欧州カップ戦がないこともあり、ターンオーバーを気にせずチーム作りに専念できる環境にあるが、アルテタ監督の下で強いチームを積み上げることができるだろうか。

(文:安洋一郎)

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