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セリエA 3年前

ACミラン最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。神様イブラヒモビッチが健在! レギュラーの座に君臨するのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF紹介

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【写真:Getty Images】



サンドロ・トナーリ(イタリア代表/背番号8)
生年月日:2000年5月8日(21歳)

 ミラン加入1年目だった昨季は新たな環境に慣れるのに時間がかかり、不完全燃焼に終わってしまった。しかし、2年目となる今季は大きく期待できそう。開幕からスタメンに名を連ね続けており、すでに1得点1アシストを記録しているなど、2020/21シーズンとは違った姿をさっそく披露している。「サンドロが成長しているのは全ての人の目に明らかだ」とステファノ・ピオーリ監督も称賛する。

 アンドレア・ピルロを彷彿とさせるような正確なパスで攻撃にリズムを生むだけでなく、ジェンナーロ・ガットゥーゾが憧れと公言するように豊富な運動量とフィジカルを駆使した泥臭い守備でも存在感を放つ。攻守に万能な頼れるMFと言えるだろう。ちなみに『FIFA22』の発売に先駆け行われたレーティング当てゲームではチームメイトに対しクールに毒を吐き続け爆笑をさらっていた。

フランク・ケシエ(コートジボワール代表/背番号79)
生年月日:1996年12月19日(24歳)

 アタランタから加入した直後はそれほどの存在感はなく、一時は放出候補にも挙がっていた。しかし、ステファノ・ピオーリ監督が就任すると周囲の雑音をかき消すかのような勢いで爆発し、今やミランには欠かせない柱に。昨季は各コンペティションでほぼフル稼働を果たし、リーグ戦ではほとんどPKだが13得点をマーク。この男がいなければ、今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場はなかった。

「プレジデント」の愛称で知られる24歳のMFは半端ないフィジカルを誇っており、あらゆる敵を圧倒することを可能としている。運動量も抜群に豊富で幅広いエリアをパトロールすることができ、隙を突いたダイナミックな前線への飛び出しも長所となっている。今後しばらくはミランで活躍…と言いたいところだが、未だクラブとの契約延長には至っておらず、全ミラニスタがその結末を気にしている。

ブラヒム・ディアス(スペイン/背番号10)
生年月日:1999年8月3日(22歳)

 ルート・フリットやマヌエル・ルイ・コスタ、クラレンス・セードルフなど偉大な選手たちが身に着けてきた伝統ある10番を今季より受け継いだスペインの若きMF。両利きという特別な能力の持ち主であり、巧みなドリブルやテクニックで相手を翻弄しチャンスを作り出すプレーが最大の売り。ライン間でパスを受けることも非常に上手い。更なる成長が楽しみな選手の一人である。

 昨季はあまり出場機会に恵まれなかったが、今季はハカン・チャルハノールが抜けたことでトップ下のファーストチョイスに君臨。開幕節のサンプドリア戦でさっそくゴールを奪い、続く第2節カリアリ戦ではアシストを記録するなど申し分ないスタートを切ることに成功している。過去にジネディーヌ・ジダンから「大好きな選手」と称賛された“天才肌”はこの勢いのまま覚醒といけるだろうか。

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