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世界最高のパサーは誰だ! サッカー選手パス能力値ランキング16位~20位。ブラジルの至宝、ラームの後継者の順位は…

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

16位:ラームの後継者

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【写真:Getty Images】



MF:ヨシュア・キミッヒ(ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1995年2月8日(26歳)
市場価格:9000万ユーロ(約108億円)
20/21リーグ戦成績:27試合出場/4得点10アシスト

 フィリップ・ラームの後継者の呼び声高いヨシュア・キミッヒは、ラームの引退後に右SBにコンバートされると完璧にその穴を埋めた。さらにグアルディオラ監督の下、試合の組み立てにも参加する司令塔型SBへと変貌を遂げ、新たな境地を確立。19/20シーズンには本職のボランチにポジションを戻すとチームの中核を担う活躍で、バイエルン・ミュンヘンのリーグ9連覇に貢献している。

 177cmと決して大柄ではないが、強靭な「フィジカル」でほとんどのデュエルに当たり負けしない。さらに柔軟に相手をかわす「テクニック」も持ち合わせ、高いキープ力で時間を作り、広い視野で味方の動き出しに合わせたピンポイントの「パス」を配給。また、SBをやっていたこともあり「守備力」が高く、バイタルエリアに入ってくる相手選手をことごとく潰していくキミッヒは、バイエルン内で効かない選手となっている。

 ラームやシャビ・アロンソなど、チームの中核を担った選手が引退してもなお、バイエルンが絶対王者であり続けている要因としてキミッヒの存在は大きいだろう。レジェンドが抜けた穴を即座に埋め、多様なタスクをこなすこの男がいなければ、より苦戦していたに違いない。26歳にしてすでにベテランのような風格が漂うこの闘将がいる限り、バイエルンは絶対王者であり続けるだろう。

【了】

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