FW紹介

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【写真:Getty Images】



フェデリコ・キエーザ(ユベントス)
生年月日:1997年10月25日(24歳)
イタリア代表成績:36試合4得点7アシスト

 黄金期のセリエAでプレーしていたエンリコ・キエーザを父に持つアタッカーは、イタリア代表の右サイドを担っている。圧倒的なスピードと強靭なフィジカルを融合して繰り出す突破の破壊力はすでに世界屈指といっても過言ではなく、守備でしっかりと汗をかけるあたりも頼もしい。現在24歳という年齢を考えても、今後さらに恐ろしい存在になる可能性が十分にあると言えるだろう。

 今夏のユーロ2020における輝きはまさに絶大だった。当初はドメニコ・ベラルディの控えに甘んじていたが、途中出場からでも決定的な仕事を果たしたことで、準々決勝よりポジションを奪取。優勝に大きく貢献することとなった。また、今月行われたUEFAネーションズリーグでは2試合で2アシストを記録。ロベルト・マンチーニ監督へのアピールはどこまで続くのだろうか。

チーロ・インモービレ(ラツィオ)
生年月日:1990年2月20日(31歳)
イタリア代表成績:54試合15得点8アシスト

 セリエA通算163得点を誇り、2019/20シーズンには欧州最多得点者にもなったイタリア屈指のストライカーである。局面を打開するドリブルやキープ力が凡庸と決して器用な選手ではないが、相手DF陣の背後を突く動き出しやゴール前における嗅覚に関してはズバ抜けて高いものを持っており、ワンチャンスを確実に活かすことが可能。良い意味でクラシカルな点取り屋と言っていいだろう。

 イタリア代表デビューは2014年のことであり、それ以降は基本的にCFのファーストチョイスとして起用されてきた。しかし、なかなか継続して結果を残せずにいるのが事実で、不動の存在ではない。今夏のユーロでも開幕2試合連続ゴールを決めた後は沈黙してしまった。今後もアンドレア・ベロッティやジャコモ・ラスパドーリらと激しいポジション争いを繰り広げていくことになりそうだ。

ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)
生年月日:1991年6月4日(30歳)
イタリア代表成績:51試合10得点9アシスト

 現イタリア代表の10番がこの男である。身長163cmと小柄で対人戦に弱く、他をぶち抜くほど圧倒的なスピードもあるわけではない。しかし、とにかく足元の技術が高く、細かいタッチを駆使したドリブル突破、とくに左サイドからのカットインで数的優位を作り出すことが可能。また、シュートセンスも抜群で、この男の右足から芸術的なゴールが誕生することはもはや珍しくない。

 イタリア代表デビューは2012年だが、コンスタントに招集されるようになったのはその1年後からとなっている。これまでワールドカップやユーロではほぼ存在感を示すことができずにいたが、今夏に行われたユーロ2020では10番に相応しいパフォーマンスを披露。とくに激闘を繰り広げた準々決勝ベルギー代表戦で決めたゴールは実に素晴らしく、多くの人の記憶に残ることになった。

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