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イタリア代表メンバーって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? 現欧州最強国! 名将がセレクトする11人は…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF紹介

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【写真:Getty Images】



ジョルジーニョ(チェルシー/イングランド)
生年月日:1991年12月20日(29歳)
イタリア代表成績:40試合5得点2アシスト

 チェルシーでの立場と同様に、イタリア代表においても不可欠な存在となっている。最大の特長は中盤底で味方からボールを集め、正確かつリズムよくパスを捌き続けて攻撃を組み立てられること。歴代最高のレジスタはアンドレア・ピルロになるが、現代最高のレジスタは間違いなくこの男だ。また、フィジカルは強くないが、読みの鋭さが冴えるなど守備時の貢献度も決して小さくはない。

 今年はまさに大活躍である。チェルシーではチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献し、イタリア代表としてはユーロ2020制覇を経験。その功績が評価され、UEFA最優秀選手に選出されることとなった。また、結果はどうなるかわからないが、ロベルト・マンチーニ監督やトーマス・トゥヘル監督、アリゴ・サッキ氏にマルチェロ・リッピ氏など、とにかくこの男をバロンドーラーに推す人物は多い。

ニコロ・バレッラ(インテル)
生年月日:1997年2月7日(24歳)
イタリア代表成績:33試合7得点6アシスト

 2018年10月の国際親善試合・ウクライナ代表戦でイタリア代表デビュー。そこから、ロベルト・マンチーニ監督によるスタメン起用が続いている。今夏のユーロ2020ではグループリーグ第3節ウェールズ代表戦を除く6試合で先発に名を連ねており、準々決勝ベルギー代表戦では1得点1アシストの大活躍を果たすなど、母国の優勝に貢献している。今後もアッズーリを引っ張ってくれるはずだ。

 とにかく運動量が豊富で足元の技術力が高く、組み立てから崩し、フィニッシュとすべての局面で存在感を示すことが可能。また、人一倍負けん気が強く、フィジカルコンタクトにも長けるなど、守備対応における逞しさもある。まさに、現代型MFとして必要なものをすべて備えていると言えるだろう。これほどハイレベルな選手が出てきたことは、イタリア代表にとって幸運中の幸運である。

マルコ・ヴェラッティ(パリ・サンジェルマン/フランス)
生年月日:1992年11月5日(28歳)
イタリア代表成績:48試合3得点4アシスト

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するワールドクラスのMFである。身長165cmとかなり小柄だが、そのハンデを感じさせないほど守備が激しく、とくにボール奪取が抜群に上手い。また、高質なパスでゲームメイクするだけでなく、コース取りの良いドリブルで危険なエリアに侵入できるなど、一人で様々なタスクをこなすことを可能とする。一方、怪我が多いプレーヤーとしても有名だ。

 前回のユーロは負傷の影響で出場することができなかった。しかし、今夏のユーロは出遅れこそしたものの、無事出場を果たすことに。そしてハイパフォーマンスを披露し、見事にアッズーリを優勝へと導いた。このままいけば、来年のカタールワールドカップでもレギュラーを張ることは間違いないだろう。怪我によって出場できないという最悪なパターンだけは絶対に避けたいところだ。

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