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なぜか…ユーロ2008で輝けなかった5人の名手。幻のゴールに終わった遅咲きストライカー、期待を裏切ったバロンドーラーとは…

シリーズ:ユーロで輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

得点量産と期待されたが…

1129-C・ロナウド
【写真:Getty Images】

FW:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/マンチェスター・ユナイテッド)
生年月日:1985年2月5日
ユーロ2008成績:3試合1得点3アシスト

 07/08シーズン、クリスティアーノ・ロナウドは得点を量産。プレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)で得点王に輝き、マンチェスター・ユナイテッドをリーグ連覇と2度目のCL優勝に導いた。その活躍から、2年連続となるPFA年間最優秀選手賞とFWA年間最優秀選手賞を受賞。さらに、この年のバロンドールとFIFA最優秀選手に選出された。

 代表では、2007年8月に行われたアルメリア代表戦で7番を着用。ルイス・フィーゴの付けた背番号を受け継ぎ、ユーロ(欧州選手権)2008予選14試合8得点の活躍でポルトガルを本大会に導いている。クラブ、代表で得点を量産し、一気に世界最高の選手の1人となったC・ロナウドは、前回大会の雪辱を晴らすべく、エースとして本大会に挑んだ。

 しかし、本大会での得点は、全3得点に絡んだグループリーグ第2節のチェコ戦で決めた1得点のみ3試合3アシストと得点には絡んだものの、エースとして予選までのような得点量産はできず、準々決勝でドイツ代表に敗れて敗退。前回大会に続き、またしてもユーロで苦い思いをすることとなった。

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