UEFAチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ最終節、パリ・サンジェルマン（PSG）対クラブ・ブルージュが現地時間7日に行われ、4-1でPSGが勝利している。PSGは既に決勝トーナメント進出を決めていたが、攻撃陣が躍動。中でもリオネル・メッシのゴールは圧巻だった。

　試合はキリアン・ムバッペが7分までに2得点を挙げ、PSGが早々にリードする。38分には左サイドでパスを受けたムバッペがワンタッチで大きく持ち出して突破し、中央を走るメッシへパスを送る。背番号30は味方の攻め上がりを待ちつつ、ペナルティーサークルから左足を振り抜くと、ミドルシュートがゴールネットに突き刺さった。

　懸命に戻るクラブ・ブルージュの選手に対し、PSGもムバッペが斜めに走り込み、両サイドにも選手がオーバーラップしている状況だった。メッシはパスを選択することもできたが、メッシへの寄せが甘くなったのを見逃さなかった。なにより、GKにはどうしようもない完璧なコースへメッシは理想のようなシュートを放っている。そして、ムバッペのアシストが正確だったことも至極のゴールが生まれた要因の一つだ。

　PSGは68分に1点を返されたが、76分にメッシがPKを成功させて4-1の勝利でグループステージを締めくくった。メッシは今大会5試合で5得点をマーク。クラブ悲願のCL制覇に向けて、メッシの存在はやはり大きい。