フットボールチャンネル

アーセナルは巧妙だった。上位対決を制して4位浮上、冨安健洋の働きぶりとは…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ第17節、アーセナル対ウエストハムが現地時間15日に行われ、ホームチームが2-0で勝利した。右サイドバックでフル出場した冨安健洋は、チームの中心となる活躍で勝利に貢献。ホームで難敵を下したアーセナルは、暫定4位に浮上した。(文:阿部勝教)

ホームで難敵を攻略

1216-アーセナル
【写真:Getty Images】

 現地時間15日、第16節を終えた時点で7位に付けていたアーセナルは、ホームに4位のウエストハムを迎えた。アーセナルがチャンピオンズリーグ(CL)圏内の4位以内を狙うには、今季好調のウエストハムに勝利が必須。リバプールやチェルシーを下している相手との一戦は、難しい展開になると予想されたが、ホームチームはこの難敵を圧倒した。

【今シーズンのアーセナルはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 試合開始から両者一歩も譲らない激しい展開となったこの一戦で、主導権を握ったアーセナルが右サイドから再三チャンスを演出。前半は0-0に終わったが、あと一歩という場面を何度も作っていた。

 後半も立ち上がりからボール保持したアーセナルは、48分に先制。ガブリエウ・マガリャンイス→アレクサンドル・ラカゼット→ガブリエウ・マルティネッリとパスを繋ぎ、わずかパス2本で相手の守備を攻略した。

 その後は一進一退の攻防が続いたが、67分にペナルティーエリア内でラカゼットの足ごと刈るようなタックルをしてしまったヴラディミール・ツォウファルが、この日2枚目のイエローカードで退場。アーセナルにPKを献上し、ウエストハムは数的不利となった。

 ウェストハムはウカシュ・ファビアンスキの見事な読みでこのPKを凌いだが、試合終盤の87分に途中出場のエミール・スミス=ロウが追加点を決める。アーセナル10番の得点で数的優位のアーセナルが点差を広げた。

 得点後は危なげなく試合を終わらせたアーセナルが2-0で勝利した。後半に数的優位となったこともあるが、アーセナルは巧みな戦術でウエストハムの守備を攻略していた。

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top