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22年冬の移籍市場で注目の10人(2)控えでは勿体ない!?オランダ代表の副主将やイングランドの正GK候補も

シリーズ:移籍市場で注目の10人 text by 安洋一郎 photo by Getty Images

控えには勿体ない即戦力級の大型CB

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【写真:Getty Images】



DF:ナサニエル・フィリップス(イングランド/リバプール)
生年月日:1997年3月21日(24歳)
イングランド代表:なし
今季成績:0試合(プレミアリーグ)

 主力のCBが続々と離脱した昨季のリバプールのピンチを救ったのがナサニエル・フィリップスだった。19歳の時にボルトンからリバプールに加入したこのCBは、それまでプレミアリーグでのプレー経験が全く無かったのにも関わらず、17試合に出場し、逆転でのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献していた。

 しかし、フィルジル・ファン・ダイク、ジョエル・マティプ、ジョー・ゴメスが怪我から復帰し、新たにイブラヒマ・コナテを獲得した現リバプールで彼の居場所はなく、プレミアリーグにおいては1試合にも出場することが出来ていない。

 こうした背景もあり、フィリップスは今夏に2025年夏までの新契約を締結したのにも関わらず、出場機会を求めて今冬の移籍を希望している。英『Sky Sports』によると、そんな彼に対してはアンジェロ・オグボンナとクル・ズマを負傷で欠くウェストハムが特に強い関心を示しているとのこと。移籍金がそこまで高くなることが予想されないため、CBに悩みを抱えるウェストハム以外のクラブも今後獲得に興味を示すことになるだろう。現在、頬骨を骨折していることが懸念されるが、1月の中旬には復帰予定のため移籍の障壁とはならないことが濃厚だ。

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