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22年冬の移籍市場で注目の10人(2)控えでは勿体ない!?オランダ代表の副主将やイングランドの正GK候補も

シリーズ:移籍市場で注目の10人 text by 安洋一郎 photo by Getty Images

イタリアの強豪が熱視線を送るセリエBの逸材

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【写真:Getty Images】



DF:フェデリコ・ガッティ(イタリア/フロジノーネ)
生年月日:1998年6月24日(23歳)
イタリア代表:なし
今季成績:16試合3得点1アシスト(セリエB)

 恐らく”フェデリコ・ガッティ”という選手の名を聞いたことがある方はあまりいないだろう。それもそのはず、セリエB以上のカテゴリーでプレーすること自体が今季が初めてのことだ。まだ世界的な知名度は低いが、セリエAの強豪クラブが揃って関心を寄せている逸材である。

 2019/20シーズンまでセリエD以下のカテゴリーでプレーしていたガッティは、20年夏にセリエCに所属するアウローラ・プロ・パトリアへと移籍。ここで結果を残し、1年後の21年夏にセリエBに所属するフロジノーネが引き抜いた。今季、前半戦終了時点で16試合に出場。190cmを超える身長を活かしたパワフルなヘディングは魅力的で、既にセットプレーから3ゴールを決めている。

 イタリア国内ではレオナルド・ボヌッチやジョルジョ・キエッリーニとも比較する声が上がっており、イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、ダニエレ・ルガーニの退団が濃厚なユベントスやコスタス・マノラスが移籍、そしてアフリカ・ネーションズカップの影響でカリドゥ・クリバリを約1ヶ月間欠くナポリ、躍進が続くアタランタが獲得に強い関心を示しているとのこと。セリエBデビューからわずか半年でこれだけのクラブが獲得に乗り出しており、今後の去就に大きな注目が集まる。

【了】

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