東京五輪に出場した若きファンタジスタ
【写真:Getty Images】
FW:ペドロ・デ・ラ・ベガ(U-23アルゼンチン代表/CAラヌース)
生年月日:2001年2月7日(20歳)
今季リーグ戦:18試合1得点1アシスト
市場価値:620万ユーロ(7.4億円)
地元クラブでサッカーキャリアをスタートしたペドロ・デ・ラ・ベガは、14歳の頃にCAラヌースの下部組織に加入。同クラブで評価を高めたベガは、2018年9月に行われたリーグ戦第5節のラシン・クラブ戦でトップチームデビューを果たした。同シーズンにリーグ戦16試合に出場し、2019年に行われたU-20南米選手権にも出場。17歳にして飛び級で招集されたこのFWは全試合に出場し、同大会で自らの実力を証明してみせた。その活躍により、同年5月に行われたU-20W杯にも出場している。
昨年から10番を背負い、チームの中心となったベガは東京五輪にも出場。U-23アルゼンチン代表は惜しくもグループリーグ敗退となったが、同選手は全試合に出場した。多方向からのタックルにも動じないボディバランスを活かしたドリブルで局面を打開し、多くのチャンスを演出。さらに高精度のFKを蹴ることが出来るこのMFの才能は本物だ。アルゼンチンが誇る若きファンタジスタは、近いうちに欧州クラブへ引き抜かれても不思議ではないだろう。