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決勝トーナメントの戦いが変わる? “アウェイゴールルール廃止”の影響は【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース

UEFAチャンピオンズリーグ
【写真:Getty Images】



ルール変更後初のCL決勝トーナメント

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は、現地時間15日からいよいよ決勝トーナメントの戦いが幕を開ける。アウェイゴールルールの廃止により、これまでとは異なる戦い方が見られるケースも出てくるかもしれない。



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 欧州サッカー連盟(UEFA)は今年6月に、CLを含めた欧州の大会で、いわゆるアウェイゴールルールを廃止することを決定した。1965年以来、半世紀以上に渡って使われてきたルールの大きな見直しだった。

 アウェイゴールルール廃止はグループステージの順位決定方式にも反映されたとはいえ、結果的にはルール変更が順位に影響したグループはなかった。より明確な形でルール変更の影響が出てくるのは決勝トーナメントからだ。

 従来であれば、ホームとアウェイ2試合を戦ってスコアが並んだ場合、アウェイゲームで奪ったゴール数が多い側のチームが勝ち上がる規定となっていた。だが今季からのルールでは、2試合の合計得点数が同じであれば延長戦を戦うことになる。

 1stレグのアウェイチームが例えば「2-3」などのスコアで敗れた場合、これまでであれば「貴重なアウェイゴールを奪った」として悪くない結果だと考えられていた。だが新ルールでは「0-1」での敗戦と何も違いはない。

 試合終盤の状況によっては、守備を固めるかゴールを奪いにいくかの判断がこれまでとは異なってくる可能性もある。ルール変更が各チームの戦い方にもたらす影響も興味深いものとなりそうだ。

【了】

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