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ロシア強豪のドイツ人監督がウクライナ侵攻を理由に辞任。プーチン大統領を非難

text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツ ブンデスリーガ 最新ニュース

マルクス・ギズドル
【写真:Getty Images】



ロコモティフ・モスクワのマルクス・ギズドル監督

 ロシアの強豪クラブであるロコモティフ・モスクワを率いていたドイツ人のマルクス・ギズドル監督は、1日に辞任を表明した。ロシア軍によるウクライナ侵攻を理由としている。



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 過去にホッフェンハイムやハンブルガーSV、ケルンなどの監督も務めていたギズドル監督は、昨年10月にロコモティフの監督に就任。4ヶ月半でわずか12試合を指揮したのみで退任することになった。

 独紙『ビルト』が伝えた声明によれば、ギズドル監督は現在のロシア・ウクライナ情勢が辞任の理由であると説明。「欧州のど真ん中での侵略戦争に責任のある者がリーダーである国で、私の天職を追い求めることはできない」と述べている。

「私の価値観に合うものではない。全ての人々に大きな苦しみをもたらす命令が下されている場所から数キロの場所で、モスクワの練習場に立ち、選手たちに指導をしてプロ意識を要求することはできない。私の信念に基づいた個人的な決断だ」とギズドル監督は続けた。

 ギズドル監督が指揮を執った12試合で、ロコモティフは3勝3分け6敗と低迷。国内リーグでは暫定7位に位置しており、ヨーロッパリーグでは未勝利でグループステージ敗退に終わっていた。

【了】

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