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リバプールが育てた最高傑作5人。ジェラード、オーウェン…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ジェイミー・キャラガー(元イングランド代表)

ジェイミー・キャラガー
【写真:Getty Images】


生年月日:1978年1月28日
在籍期間:1996年7月~2013年7月
通算成績:737試合4得点18アシスト

 リバプールの歴史にその名を残す選手の一人だ。イングランド代表としてもプレーしたジェイミー・キャラガーは強靭なフィジカル、キャプテンシー、そして旺盛な闘争心を武器に、長きに渡ってレッズの最終ラインを統率し続けた。リバプールOBのジェイミー・レドナップからは「恐らく今まで会った中で最も意欲的な選手」と評され、チェルシーのレジェンドFWディディエ・ドログバには最も手強かったDFに指名されている。

 キャラガーは1988年にリバプールのアカデミーに入団。当初は攻撃的なポジションを担っていたが、徐々にポジションを下げていき、1996年のFAユースカップで初めてDFに挑戦している。トップチームでは、デビュー後しばらくはサイドバックとしてプレー。本格的にセンターバックとして起用されるようになったのはラファエル・ベニテスが監督に就任した2004/05シーズンからで、以降不動のCBとしてチャンピオンズリーグ(CL)制覇などに大きく貢献することになった。

 レンタル含め一度も移籍することなく、サッカー人生すべてをリバプールに捧げたキャラガーは、通算737試合に出場。これは、アカデミー時代からの親友であるスティーブン・ジェラードなどを抑え、クラブ歴代2位の成績となっている。リバプールで育ち、リバプールでそのキャリアを終えたこの男は、まさにクラブが生んだ最高傑作と言っていいだろう。

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