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ロシア代表主将「スポーツは政治と切り離すべき」。ジンチェンコは「全てのプラットフォームで悪は罰せられるべき」

text by 編集部 photo by Getty Images

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ウクライナ
【写真:Getty Images】



ウクライナのミコレンコがジューバを攻撃


 ロシア代表のFWアルテム・ジューバとウクライナ代表のDFオレクサンドル・ジンチェンコの意見が全く異なるようだ。



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 事の発端は、ウクライナ代表DFヴィタリー・ミコレンコのSNSへの投稿だ。エヴァートンに所属するミコレンコは、ロシアのウクライナ侵攻に激怒している様子をSNSに綴った。ロシア代表の主将であるジューバに向けてメッセージを送った。

 これにジューバが反応。「最後の最後までウクライナの件には触れずにいきたいと思っていた。それは恐れではなく、自分が政治家でも専門家でもないからだ。でも、みんなと同じように、各々が自分の意見を持っているもので、僕はそれをはっきりさせたい。戦争は恐ろしいものだ」と記した。

 さらにジューバは、「今は国籍で差別される。僕はロシア人であることを恥じていない。ダブルスタンダードに反対だ。スポーツは政治から切り離されるべきだといつも言うのに、なぜこういったときにこのルールが忘れさられるのだろうか」と述べた。

 一方で、マンチェスター・シティのジンチェンコの考えは違う。同選手は、「スポーツは非政治的なものだということが争点だと思う。確かに、スポーツは選挙やスローガンの拡散、PRの場であってはいけない。でも、スポーツは、戦争や侵略、死といった問題を傍観することはできない。職業に関係なく、誰もが悪と戦うべきだ」とコメント。さらにジンチェンコは、「利用できるあらゆるプラットフォームを通じて、悪は罰せられるべきだ」と記した。

【了】

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