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ウクライナ代表のW杯欧州予選プレーオフは6月に延期へ。本大会抽選にも影響

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



ウクライナの要請受けスコットランド戦延期決定へ

 今月24日に開催が予定されていたカタールワールドカップ欧州予選プレーオフのスコットランド代表対ウクライナ代表戦は、6月に延期される見通しとなったようだ。英国複数メディアが伝えている。



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 欧州予選ではプレーオフが今月開催され、ワールドカップ本大会に出場する最後の3チームが決定する予定となっていた。だがロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、ウクライナサッカー連盟は国際サッカー連盟(FIFA)および欧州サッカー連盟(UEFA)に対して試合の延期を要請していた。

 両連盟はウクライナの要請に応じ、試合を6月に延期することを決めたようだ。ウクライナの強豪シャフタール・ドネツクでフットボールディレクターを務める元クロアチア代表DFのダリヨ・スルナ氏が明らかにしている。

「UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長と話をした。彼はウクライナサッカーのために尽力してくれている。ウクライナとスコットランドの試合は6月に延期されると彼は言っていた」とスルナ氏のコメントを英紙『スコティッシュ・サン』などが伝えた。

 スコットランド代表対ウクライナ代表戦の勝者は、ウェールズ代表対オーストリア代表戦の勝者と対戦してワールドカップ出場権を争う。29日に予定されていた決勝も当然延期されることになるが、ウェールズ対オーストリアの準決勝は予定通り24日に開催されるのか、もう1試合に合わせて延期されるかどうかは定かではない。英『BBC』は、どちらの可能性もあり得ると見通しを伝えている。

 カタールワールドカップ本大会の組み合わせ抽選は4月1日に予定されているが、大陸間プレーオフは6月に開催されるため、全出場チームが確定しない状況での抽選という異例の事態が見込まれる。欧州の情勢により、さらに未確定の枠が増えた状態で抽選が行われることになる可能性が高そうだ。

【了】

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