リオネル・メッシ&ダニエウ・アウベス

FW：リオネル・メッシ（アルゼンチン代表）
生年月日：1987年6月24日
在籍期間：2005年7月～2021年8月
通算成績：778試合672得点303アシスト

DF：ダニエウ・アウベス（ブラジル代表）
生年月日：1983年5月6日
在籍期間：2008年7月～2016年7月、2021年11月～
通算成績：397試合22得点104アシスト

　アルゼンチンで生まれ、13歳の時にスペインへ渡ったリオネル・メッシは、バルセロナで「世界最高」の称号を手にしている。異次元のドリブルにパスにシュート…彼がサッカー史に残したハイライトは、数え切れぬほどある。そんなメッシを長きに渡り支えたのが、世界屈指のDFダニエウ・アウベスだ。

　主に右ウイングで起用されたメッシと右サイドバックで起用されたD・アウベスは、縦のホットラインを築いている。ただ攻撃的なだけでなく、ポジショニングや判断力が的確と非凡なIQも備わっていたD・アウベスが一列後ろにいることで、どこかメッシも気持ちよくプレー出来ており、鋭いワンツーなどを駆使して二人だけで右サイドを攻略することが多々あった。

　D・アウベスは以前、SBからWGへのパスを嫌っていたジョゼップ・グアルディオラ監督の考えに逆らう形でメッシにパスを送り続けていたと明かしている。その理由は、決定的な仕事を果たせるメッシが試合から切り離されてしまわないためだった。最終的にはペップもこれに納得したようだが、この話からも、いかにメッシにとってD・アウベスが重要な存在だったかわかるだろう。