フットボールチャンネル

世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング1~5位。並み居る実力者を抑え1位になったのは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:アルフォンソ・デイビス(カナダ代表/バイエルン・ミュンヘン)

デイビス22
【写真:Getty Images】


生年月日:2000年11月2日
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
20/21リーグ戦成績:23試合1得点2アシスト

 カナダ期待の逸材として2018年にバイエルン・ミュンヘンに移籍。当初はなかなか出場機会に恵まれなかったが、2019/20シーズンにハンジ・フリック監督によって左サイドバックにコンバートされると秘めたる才能が開花。同シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇に大きく貢献するなど、世界屈指の左SBとしてその名を轟かせるようになった。

 そんなアルフォンソ・デイビス最大の武器と言えば「スピード」。数値も「95」と圧倒的なものになっている。2019/20シーズンのブンデスリーガ第32節ブレーメン戦では、驚異の最高時速「36.51km」を記録。昨年にマインツDFシェリー・シン・ジュステが最高時速「36.6km」を叩き出すまで、ブンデスリーガ最速の男となっていた。

 その爆発的な「スピード」を活かしながら発揮する「ドリブル」の破壊力は抜群で、これまでに数多くのDFを無力化してきた。「テクニック」にも優れているためボールコントロールが大きく乱れることは少なく、もともとウィンガーだったこともあり崩しの局面におけるプレーの質もなかなかに高い。できるだけ、マッチアップを避けたい存在と言えるかもしれない。

 183cmとSBとしては十分なサイズを誇っているため「フィジカル」が非凡。1対1では粘り強く戦うことができる。守備時のポジショニング等には改善の余地があり、裏へボールを通されることも多々あるが、上記した爆発的な「スピード」を活かし十分にカバーできてしまうため、意外にも大きな穴になることが少ない。現在21歳ということを考えても、ますます大きな存在になっていくだろう。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top