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アーセナルの背番号20がマンUを苦しめた。復帰した冨安健洋に期待する役割とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第34節、アーセナル対マンチェスター・ユナイテッドが現地時間23日に行われ、3-1でホームチームが勝利。アーセナルは前節のチェルシーに続き、チャンピオンズリーグ(CL)圏内のトップ4を争うマンUを下し、暫定4位に浮上した。なお、この試合では負傷離脱していた冨安健洋が約3ヵ月ぶりの復帰を果たしている。(文:阿部勝教)


ホームでマンU撃破

アーセナル
【写真:Getty Images】

「驚異的な試合だった」

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 試合後にミケル・アルテタ監督がこう語ったように、アーセナルはホームでマンチェスター・ユナイテッドとの激闘を制した。

 アーセナルはキーラン・ティアニーやトーマス・パーティといった主力選手を怪我で欠く中、前節アウェイでチェルシーに勝利。大きな1勝を挙げると、勢いそのままに、この試合では試合開始から主導権を握った。

 序盤から縦に速い攻撃で相手ゴールに迫ると、開始3分にいきなりゴール。ダビド・デ・ヘアがブカヨ・サカのシュートを弾いたところにヌーノ・タヴァレス詰め、先制点を決めた。

 その後もボールを保持して試合を進めると、32分にはサカがPKを獲得。これを背番号7が落ち着いてゴール左に決め、点差を2点に広げた。

 この2分後にはクリスティアーノ・ロナウドに決められ、1点差に詰め寄られたが、70分にグラニト・ジャカがスーパーゴール。強烈なミドルシュートを突き刺し、再びマンUを突き放した。

 この得点後、アーセナルは74分にロブ・ホールディング、さらに後半アディショナルタイムには冨安健洋を投入。3-4-2-1にフォーメーションを変えて守備を強化し、チャンピオンズリーグ(CL)圏内のトップ4を争うマンUとの直接対決を3-1で勝利した。

 データサイト『WhoScored.com』によると、ボール保持率は55%のアーセナルが上回ったものの、シュート本数は互いに14本。数字だけ見れば両者にほとんど差はないが、アーセナルの勝因はどこにあったのだろうか。

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