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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング6~10位。世界屈指のパサー、セリエA最高のMFとは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:フランク・ケシエ(コートジボワール代表/ACミラン)

ケシエ
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年12月19日
市場価格:4500万ユーロ(約54億円)
20/21リーグ戦成績:37試合13得点6アシスト

 フランク・ケシエは15年夏に母国コートジボワールから欧州へと渡り、アタランタに加入した。それ以降セリエAでのプレーを続けており、17年夏には名門ACミランへと移籍している。加入当時はクラブとして苦しい時期だったこともあり、低調なパフォーマンスから批判を浴びることもあったが、現在の監督であるステファノ・ピオリの下で大きく成長。2020/21シーズンはPKだけで10ゴールを決め、キャリアで最多の得点数を記録した。

 ケシエはアフリカ人らしい高い身体能力の持ち主であり、特に「フィジカル」の強さはセリエA屈指だ。誰が見ても分厚いとわかる身体を活かしたボディコンタクトの強さは際立っており、相手選手からボールを奪うことを得意としている。また、運動量も豊富なため守備範囲が広いこともケシエの特徴だ。

 こうした守備的な能力に加え、近年は攻撃面でも違いを出している。「パス」の精度や「テクニック」は年々上手くなっており、フリーランからの機を見たボックス内への侵入は相手選手にとっては厄介なものとなっている。

 前述した通りPK職人でもあり、あのズラタン・イブラヒモビッチを差し置いてPKキッカーを務めている。そのPKは正確で、どんなに緊迫した場面でも確実に決めてくれる選手だ。こうしたことからメンタルは「87」とかなり高い数値を叩き出している。チェアマンのイヴァン・ガジディスの駐車場に勝手に車を停めたというエピソードからもケシエのメンタルが備わっていることがわかるだろう。

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