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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング6~10位。世界屈指のパサー、セリエA最高のMFとは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:マルコ・ヴェラッティ(イタリア代表/パリ・サンジェルマン)

ヴェラッティ
【写真:Getty Images】


生年月日:1992年11月5日
市場価格:5500万ユーロ(約65億円)
20/21リーグ戦成績:21試合0得点2アシスト

 マルコ・ヴェラッティは地元ペスカーラの下部組織出身の選手だ。デビュー当時はトップ下の選手だったがズデネク・ゼーマン監督によってボランチにコンバートされた。2011/12シーズンはロレンツォ・インシーニェやチーロ・インモービレがペスカーラにローン移籍で加入していたこともあり、圧倒的な強さでセリエBを制覇。その中でヴェラッティは大きな注目を集め、シーズン終了後にパリ・サンジェルマン(PSG)に引き抜かれた。そのためイタリア人選手ながら、セリエAでのプレー経験はない。

 パリ・サンジェルマンで10年目のシーズンを迎えているヴェラッティの最大の特徴はボールキープ力だ。「92」を叩き出している「テクニック」や「91」の「ドリブル」、「87」の「パス」はどれも一級品であり、ビルドアップでの貢献度は計り知れない。

 165cm、60kgとサッカー選手の中ではかなり小柄な部類に入り、それに伴い「フィジカル」は「67」、「空中戦」は「57」とやや低めとなっている。それでも守備意識はかなり高く、小回りの利く執拗なボールへの寄せやタックルなどで相手選手からボールを奪取することを得意としている。

 ヴェラッティはまさに「黒子」のような選手だ。キリアン・エムバペやリオネル・メッシ、ネイマールら前線にスター選手を擁するパリ・サンジェルマンでは、攻守のバランスを取ることが非常に難しい。それを可能にしているのがヴェラッティの存在だ。ゴールなど派手なプレーを魅せる機会はほとんどないが、彼らを後方からサポートすることでチームを機能させている。

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