横浜F・マリノス時代が活きた前田大然の動きとは? ポステコグルー監督がセルティックで確立する「自分たちのサッカー」【分析コラム】

2022年05月08日(Sun)9時30分配信

text by 舩木渉 photo Getty Images
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セルティック(古橋亨梧・旗手怜央・前田大然・井手口陽介)最新ニュース


 スコティッシュ・プレミアシップのポストスプリット第36節が現地7日に行われ、セルティックはハーツに4-1で快勝した。序盤に先制されながらもFW古橋亨梧やFW前田大然らのゴールラッシュで逆転勝ちしたチームは、2年ぶりのリーグ優勝まであと一歩に迫っている。(文:舩木渉)



前田大然&古橋亨梧が揃ってゴール

古橋亨梧
【写真:Getty Images】

 完全に出鼻をくじかれた。

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 現地7日に行われたスコティッシュ・プレミアシップのポストスプリット第36節。リーグ優勝に王手をかけているセルティックは、開始3分でハーツに先制点を奪われてしまう。

 スローインの流れから生まれたゴール前の混戦でボールを収めたハーツのFWエリス・シムズにボレーシュートを叩き込まれた。セルティックはいきなりの失点に動揺してもおかしくなかっただろう。

 だが、まもなく王座に就こうとしているチームを突き崩すのに1点では不十分だった。

 失点に慌てることなく主導権を握ったセルティックは、凄まじい勢いのハイプレスとハイテンポなパスワークでハーツに猛攻を仕掛ける。そして30分に同点ゴールを奪った。

 自陣でボールを奪い、右へ展開。パスを受けたFWジョタがドリブルで一気に加速して右サイドを破ると、ペナルティエリア手前からゴール前へラストパスを送る。カウンター開始とともにディフェンスの背後を取ってフリーになっていたFW前田大然は、ワンタッチでシュートを流し込むだけでいい状態になっていた。

 冬に加入した日本代表FWは、リーグ戦14試合目の出場で6得点目を挙げた。ボールを奪った瞬間にスピードを上げてゴールに迫り、ウィングからのクロスに逆サイドのウィングが走り込むフィニッシュパターンはアンジェ・ポステコグルー監督が横浜F・マリノス時代から前田に仕込んできた動きそのもの。セルティックは理想的な形で同点に追いついた。

 37分には、もう1人の日本代表ストライカーが負けじと結果を残す。左サイドのスローインからの流れでMFマット・オライリーがクロスを上げると、ファーサイドにポジションを取っていたジョタが頭で折り返す。

 最後は抜け目なくゴール前に入っていたFW古橋亨梧がヘディングで押し込んだ。頼れるエースストライカーの今季リーグ戦10得点目でセルティックはあっさり逆転に成功。序盤の失点を帳消しにする圧巻のパフォーマンスを続けて前半を終えた。

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