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21/22シーズン、マンチェスター・ユナイテッド全選手パフォーマンス査定。ポジション別に5段階評価、A評価となったのは?

シリーズ:欧州ビッグクラブ21/22パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images

CB

マンUCB
【写真:Getty Images】


ラファエル・ヴァラン(フランス代表)
生年月日:1993年4月25日
21/22リーグ戦成績:22試合1得点1アシスト
21/22欧州CL成績:5試合0得点0アシスト
21/22FA杯成績:2試合0得点0アシスト
21/22リーグ杯成績:0試合0得点0アシスト
評価:C

 4000万ユーロ(約48億円)でレアル・マドリードから加入。デビュー戦となった第3節のウォルバーハンプトン戦でいきなりアシストをマークするなど、出だしは好調だった。しかし、その後は鼠径部やハムストリングの負傷により、度々戦線を離脱。新たなDFリーダーとなることが出来なかったラファエル・ヴァランの活躍は、十分とは言い難いだろう。

ハリー・マグワイア(イングランド代表)
生年月日:1993年3月5日
21/22リーグ戦成績:29試合1得点0アシスト
21/22欧州CL成績:6試合1得点0アシスト
21/22FA杯成績:1試合0得点0アシスト
21/22リーグ杯成績:0試合0得点0アシスト
評価:D

 ゲームキャプテンを務めるハリー・マグワイアは、守備の要となる存在でなくてはならない。だが、ポジショニングの不安定さや軽率なミスを犯すなど、名門マンチェスター・ユナイテッドのCB、キャプテンとして不十分なパフォーマンスが続いている。現状のままでは、同選手のチーム内での序列が下がることは確実だろう。

ヴィクトル・リンデロフ(スウェーデン代表)
生年月日:1994年7月17日
21/22リーグ戦成績:27試合0得点2アシスト
21/22欧州CL成績:5試合0得点0アシスト
21/22FA杯成績:1試合0得点0アシスト
21/22リーグ杯成績:1試合0得点0アシスト
評価:C

 今季のマンチェスター・ユナイテッドのDF陣の中で、シーズン開幕から出場し続けていたのはヴィクトル・リンデロフくらいだ。しかし、不用意にマークを離してしまう場面が度々あった同選手のパフォーマンスは、ハリー・マグワイアやラファエル・ヴァランと同じく、十分だったとは言えない。C評価が妥当だろう。

エリック・バイリー(コートジボワール代表)
生年月日:1994年4月12日
21/22リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:2試合0得点0アシスト
21/22FA杯成績:0試合0得点0アシスト
21/22リーグ杯成績:1試合0得点0アシスト
評価:E

 マンチェスター・ユナイテッドに加入以降、怪我に悩まされているエリック・バイリーの今季の公式戦出場は7試合のみ。ラファエル・ヴァランらの加入でチーム内での序列が下がり、ベンチ入りとベンチ外を繰り返す同選手は、もはや戦力外だろう。

フィル・ジョーンズ(元イングランド代表)
生年月日:1992年2月21日
21/22リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:0試合0得点0アシスト
21/22FA杯成績:1試合0得点0アシスト
21/22リーグ杯成績:0試合0得点0アシスト
評価:E

 2020年1月から膝の負傷により戦線離脱が続いていたフィル・ジョーンズは、21/22シーズン第21節のウォルバーハンプトン戦で復帰。約2年ぶりにプレミアリーグのピッチに立った。復帰戦を含め今季はここまでリーグ戦4試合に出場しているが、プレーはまだまだベストコンディションから程遠い。

SB

マンUDF
【写真:Getty Images】

ルーク・ショー(イングランド代表)
生年月日:1995年7月12日
21/22リーグ戦成績:20試合0得点3アシスト
21/22欧州CL成績:5試合0得点2アシスト
21/22FA杯成績:2試合0得点0アシスト
21/22リーグ杯成績:0試合0得点0アシスト
評価:C

 シーズン序盤の活躍は見事だった。しかし、2021年11月に頭部の負傷により戦線を離脱すると、2022年1月にはハムストリングを負傷。第24節のバーンリー戦で復帰を果たすも、第31節のレスター戦で以前足を手術した際の古傷を痛めてしまい、またしても負傷離脱を強いられている。

アレックス・テレス(ブラジル代表)
生年月日:1992年12月15日
21/22リーグ戦成績:20試合0得点4アシスト
21/22欧州CL成績:4試合1得点0アシスト
21/22FA杯成績:0試合0得点0アシスト
21/22リーグ杯成績:1試合0得点0アシスト
評価:B

 ルーク・ショーの控えに甘んじていたアレックス・テレスは、ショーの負傷やラルフ・ラングニック監督の就任によりシーズン途中からスタメンの座を確保。抜群の攻撃力と高精度のキックを活かしてチャンスを演出している。リーグ戦20試合4アシスト、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)4試合1得点の活躍は、DF陣の中では上出来。B評価は妥当だろう。

アーロン・ワン=ビサカ(イングランド代表)
生年月日:1997年11月26日
21/22リーグ戦成績:20試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:6試合0得点0アシスト
21/22FA杯成績:0試合0得点0アシスト
21/22リーグ杯成績:0試合0得点0アシスト
評価:D

 オーレ・グンナー・スールシャール監督の下で不動の右サイドバックとして活躍していたが、ラルフ・ラングニック監督の就任以降は序列が低下。改善が必要とされていた攻撃面は向上せず、今季は公式戦26試合0得点0アシストとなっている。

ディオゴ・ダロット(ポルトガル代表)
生年月日:1999年3月18日
21/22リーグ戦成績:23試合0得点0アシスト
21/22欧州CL成績:3試合0得点0アシスト
21/22FA杯成績:2試合0得点0アシスト
21/22リーグ杯成績:1試合0得点0アシスト
評価:C

 今季ACミランへのレンタル移籍から復帰したディオゴ・ダロットは、シーズン途中からスタメンの座を確保。ラルフ・ラングニック監督の信頼を勝ち取り、右サイドバックを不動のものとしつつある。攻撃戦術面での貢献度は高いが、守備面はまだまだ改善が必要。チーム内での序列は上がっているが、C評価が妥当といったところだろう。

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