ミラン（06/07シーズン）

監督：カルロ・アンチェロッティ（イタリア）
成績
CL：優勝
リーグ戦：4位（勝ち点61／19勝12分7敗）※カルチョスキャンダルで勝ち点8マイナス
国内カップ戦：ベスト4

　ヨーロッパで数多くの成功を収めてきたミランの歴史でも、最も重要なCL制覇がこのシーズンかもしれない。4年ぶり7回目の欧州王者となった。

　2003年にCLを制したミラン。2006年夏に大エースのアンドリー・シェフチェンコがチェルシーへ移籍し、新しい時代へと突入した。攻撃ではアンドレア・ピルロを起点にカカーが暴れまくり、最終ラインではアレッサンドロ・ネスタやパオロ・マルディーニが鉄壁の守備を築いた。

　この年のCLは激闘続きだった。マンチェスター・ユナイテッドと対戦した準決勝はファーストレグを2-3で落としたものの、セカンドレグはホームで完璧なプレーを見せて3-0。見事に逆転でファイナルに進んだ。決勝では2年前にファイナルで負けていたリバプールと再戦。2年前は前半の3点リードから優勝を逃すまさかの失態を演じたものの、リベンジに成功して歓喜の瞬間を迎えている。