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今見てもエグい…! バルセロナ、”美しく強い”最高時代のイレブン。若き日のイニエスタ、全盛期のロナウジーニョ…。美しく欧州を制したドリームチーム

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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左からデコ、エジミウソン、イニエスタ【写真:Getty Images】

MF:エジミウソン(ブラジル代表)
生年月日:1976年7月10日(当時29歳)
2005/06シーズンCL成績:9試合出場/0得点0アシスト

 強靭なフィジカルを持ち、DFラインの前で相手の攻撃を封じる。ロングパスで相手のプレスを剥がすなど、アンカーのポジションからバルセロナの攻撃を支えていた。

 02年にFIFAワールドカップ日韓大会でブラジル代表優勝に貢献し、04年夏にリヨンから加わった。加入1年目はなかなか出場機会を得ることができなかったが、CLとリーガの2冠を達成した05/06シーズンはアンカーの定位置を確保し、公式戦41試合に出場している。

MF:アンドレス・イニエスタ(スペイン代表)
生年月日:1984年5月11日(当時22歳)
2005/06シーズンCL成績:11試合出場/1得点2アシスト

 CL決勝ではGKイェンス・レーマンの退場により数的不利になったアーセナルに先制を許す中、エジミウソンに代わって後半開始からピッチに立った。すると、75分にサミュエル・エトーの同点ゴールをスルーパスでお膳立て。直後にバルセロナは逆転に成功し、クラブ史上2度目の栄冠を掴んでいる。

 トップチーム昇格4季目のこのシーズンは、攻撃的なカードとして後半から起用されることが多く、MFとしては最も多い49試合に出場している。インサイドハーフはシャビとデコが務めることが多かったが、シャビが12月に左膝前十字靭帯を断裂する大ケガを負ったこともあり、ブレイクした前年に続いて中盤の主力に定着した。

MF:デコ(ポルトガル代表)
生年月日:1977年8月27日(当時28歳)
2005/06シーズンCL成績:11試合出場/2得点0アシスト

 高い足下の技術はバルセロナの華麗なサッカーの心臓とも呼ばれ、多彩なキックで多くのチャンスを生み出した。ブラジル出身らしい気性の荒さでカードをもらうことも多かったが、プレー自体はインテリジェンスの塊だった。

 ジョゼ・モウリーニョとともに02年にポルトでCLを制覇。04年夏にバルセロナにやってきた。ロナウジーニョの鮮やかなプレーも、エトーのゴールも、デコの存在抜きには語れない。すべてはデコのパスから始まっていた。

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