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プレミアリーグ、ポジション別ベストプレーヤー5選(攻撃的MF編)。圧巻のデ・ブライネに「リバプールを完成させる」男も

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



今季プレミアリーグで活躍した攻撃的MF5人は?


 2021/22シーズンのプレミアリーグはマンチェスター・シティの優勝で幕を閉じた。今季も手に汗握る戦いが繰り広げられたが、果たして非凡なパフォーマンスを披露したのは誰だったのか。今回は、今季のプレミアリーグで輝きを放った攻撃的MFの選手を5人選出した。



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 勝ち点93を積み上げプレミアリーグ連覇を果たしたマンチェスター・シティからは2名を選出している。

 まずはケビン・デ・ブライネだ。今や世界最高のMFと呼び声高いベルギー代表MFは今季、30試合に出場し15得点8アシストという素晴らしい成績を収めた。その活躍が認められ、2シーズンぶり2度目となるプレミアリーグ年間最優秀選手に選出されている。この男の両足が、ペップ・シティが優勝を果たす上で必要不可欠なものだったことは改めて言うまでもないだろう。

 そしてもう1人がベルナルド・シウバだ。シーズン開幕前には移籍も噂されていた同選手だが、放出していれば確実にクラブは後悔していただろう。今季のポルトガル代表MFは中盤だけでなくウィング、さらにはCFと幅広くプレーし、各ポジションでハイパフォーマンスを披露。卓越したテクニックと精度の高いキックを武器に8得点4アシストを記録しただけでなく、豊富な運動量を駆使し守備でも懸命に働いていた。その貢献度は、大きな評価に値する。

 2位リバプールから選出したのはチアゴ・アルカンタラだ。細かな怪我により今季の出場は25試合となったが、ピッチに立った際のパフォーマンスレベルは非常に高かった。パスを淡々と捌くだけでなく、ここぞという場面ではアイデア溢れるプレーを光らせ攻撃を活性化。また、今季はボール奪取という部分でも印象的な姿を披露していた。シーズン中には英紙『デイリー・メール』で「リバプールを完成させる選手」と絶賛されるなど、良い1年を過ごすことになった。

 3位チェルシーからはメイソン・マウントを選んだ。同クラブの下部組織出身であるMFは今季、32試合に出場し2桁得点&2桁アシストを達成。シュート数(76本)、ビッグチャンス創出回数(10回)でチームトップの成績(データサイト『Sofa Score』参照)を収めているなど、攻撃陣を見事に牽引した。ロメル・ルカクやティモ・ヴェルナーらがなかなか結果を残せない中、この男がゴールとアシストを量産したのはチェルシーにとって大きな救いだったと言えるはずだ。

 そして最後の1人はクリスタル・パレスに所属するコナー・ギャラガーだ。恐らく今季のプレミアリーグで最も印象的な成長を遂げた若手選手だろう。とにかく運動量が豊富で、前線への積極果敢な飛び出しで攻撃に厚みを加えたり、強度の高いディフェンスで中盤を引き締めたりと、とにかくよく働く。それだけでなく、MFとしては高い得点力を持っているのも大きな魅力。今季はウィルフリード・ザハに次いでチーム2位となる8得点を記録した。来季はレンタル元のチェルシーに復帰するとされているギャラガーだが、いずれにしても将来が楽しみな存在である。

▽21/22プレミアリーグ、攻撃的MFベストプレーヤー5人

ケビン・デ・ブライネ(ベルギー代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1991年6月28日
21/22リーグ戦成績:30試合15得点8アシスト

ベルナルド・シウバ(ポルトガル代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1994年8月10日
21/22リーグ戦成績:35試合8得点4アシスト

チアゴ・アルカンタラ(スペイン代表/リバプール)
生年月日:1991年4月11日
21/22リーグ戦成績:25試合1得点4アシスト

メイソン・マウント(イングランド代表/チェルシー)
生年月日:1999年1月10日
21/22リーグ戦成績:32試合11得点10アシスト

コナー・ギャラガー(イングランド代表/クリスタル・パレス)
生年月日:2000年2月6日
21/22リーグ戦成績:34試合8得点3アシスト

【了】

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