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代表 2年前

サッカー日本代表と対戦! ブラジル代表、予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。豪華すぎる! ネイマール、ヴィニシウスらスター選手の起用はあるか?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

RSB:エデル・ミリトン(レアル・マドリード/スペイン)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1998年1月18日
南米予選成績:8試合0得点0アシスト

 6月の代表戦にはダニーロとダニエウ・アウベス、2名の右SBが招集されていたが、前者はシーズン終盤に負った足の負傷により代表を辞退し、それに伴う追加招集は行っていない。2日の韓国戦ではアウベスが先発フル出場を果たしたが、今後6日に日本戦、11日にアルゼンチン戦を控えている過密日程を考えると、その全てで39歳のアウベスを先発起用することは考えにくい。

 となると、6月の代表戦の中間にあたる日本戦ではエデル・ミリトンが右SBとして先発することを予想する。アウベスと比較すると攻撃面での貢献度や足下の技術は劣るが、堅実なマークとFW泣かせのスピードを活かした守備力は前者を大きく上回る。地上戦、空中戦のどちらも強く、守備での穴は見られない。

 現在は所属するレアル・マドリードをはじめ、代表でもCBでの起用が大半となっているミリトンだが、元々は右SBの選手である。サンパウロで右SBとして頭角を現した後にポルトへ移籍し、ブラジル代表デビューも右SBだった。日本戦でも韓国戦に続きアウベスが先発起用される可能性もあるだろうが、所属するバルセロナでも1週間に2試合行われる日程ではその片方で休養が与えられている事実を考慮するとミリトンが先発起用されるのではないだろうか。

マルキーニョス(パリ・サンジェルマン/フランス)

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【写真:Getty Images】

生年月日:1994年5月14日
南米予選成績:14試合2得点2アシスト

 マルキーニョスはチアゴ・シウバやエデル・ミリトンらトップレベルのCBが多く招集されているブラジル代表において、カタールワールドカップに向けた南米予選で最多の14試合に出場している。代表でコンビを組むチアゴ・シウバとの関係性は、パリ・サンジェルマンで共闘していた時代に完成されたものであり、両者の補完性も抜群だ。

 足の速さが武器である相手FWにスピードで勝る場面があるなど、その快速とカバーリング意識の高さは世界トップクラスである。数シーズン前にはアンカーでの起用が急増するなどパスセンスと散らす能力にも長けており、ビルドアップ面での貢献度も高い。また、今季は自己最多の5ゴールを記録するなどセットプレーでの得点力も年々増加傾向にある。
 
 マルキーニョスは2日に行われた韓国戦で先発出場し、11日に開催予定のアルゼンチン戦での先発も濃厚となっている。こうした過密日程を考慮すると日本戦は、ダニエウ・アウベスが先発した場合はミリトンが、マルキーニョスとアウベスがベンチスタートとなるとレオ・オルティスに出番が回ってくる可能性もあるだろう。

CB:チアゴ・シウバ(チェルシー/イングランド)

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【写真:Getty Images】

生年月日:1984年9月22日
南米予選成績:11試合0得点0アシスト

 チアゴ・シウバは37歳となった今でもトップパフォーマンスを維持している。ブラジル代表ではエデル・ミリトンやガブリエウ・マガリャンイスら若手の突き上げがある中でもレギュラーの座を死守しており、カタールワールドカップに向けた南米予選でも11試合に出場している。

 クラブの公式戦と代表の国際Aマッチを合わせると通算700試合以上出場しており、その経験値を活かしたポジショニングやインターセプトなど読みの鋭さを活かしたプレーの精度は際立っている。身体能力やスタミナも衰えておらず、新型コロナウイルス感染による離脱があった中でも今季のチェルシーのフィールドプレイヤーではアントニオ・リュディガー、メイソン・マウントに次ぐ公式戦48試合に出場した。

 マルキーニョス同様に2日に行われた韓国戦で先発出場し、11日に開催予定のアルゼンチン戦での先発も濃厚となっているため、日本戦はベンチスタートとなるかもしれない。今回の親善試合は普段、代表で出番が与えられない選手たちに経験を積ませるには絶好の機会であり、太ももの軽い怪我からガブリエウ・マガリャンイスが回復すれば、彼に出番が訪れる可能性もあるだろう。

LSB:アレックス・テレス(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)

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【写真:Getty Images】

生年月日:1992年12月15日
南米予選成績:5試合0得点0アシスト

 アレックス・テレスは長くブラジル代表とは縁がなく、29歳となった今でもワールドカップやコパ・アメリカ(南米選手権)の代表メンバーに選出された経験はない。20年10月からは3試合連続で出番を得るもそこから1年以上代表から声がかからなかった。それでも所属クラブで多くの出場機会を得たことが評価され、1月に代表に復帰。2月、3月に行われたカタールワールドカップに向けた南米予選では2試合で先発出場している。

 テレスの武器は精度の高いキックを活かしたクロスだ。ユナイテッドではCKのキッカーを任されており、今季はプレミアリーグでCKから3アシストを記録した。ブラジル代表にはセットプレーに強いチアゴ・シウバやマルキーニョスといったCBがいるため、優秀なキッカーはチームにとって大きな武器となる。

 2日に行われた韓国戦ではレギュラーのアレックス・サンドロが先発フル出場していた。今回の代表戦にはサンドロ、テレス以外にもギリェルミ・アラーナが招集されており、日本戦ではサンドロを除く2人のどちらかが先発出場する機会を得ることになりそうだ。

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