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代表 2年前

サッカー日本代表と対戦! ブラジル代表、予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。豪華すぎる! ネイマール、ヴィニシウスらスター選手の起用はあるか?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DMF:ファビーニョ(リバプール/イングランド)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1993年10月23日
南米予選成績:9試合0得点0アシスト

 カゼミーロの存在もあり、なかなか代表で出番に恵まれてこなかったファビーニョだが、ここにきて出場機会を増やしている。しかし、序列が上がったとは言い切れない。というのも、両者が試合開始から中盤でコンビを組んだことはなく、ファビーニョが先発に名を連ねているのはカゼミーロが新型コロナウイルス感染や他の感染症に伴い代表から外れていたタイミング、もしくは消化試合に限定されるのだ。

 ブラジル代表では不動のレギュラーになれていないファビーニョだが、アンカーでのプレー精度は世界トップクラスである。長い手足を活かしたボール奪取はもちろん、両サイドへの展開力、エリア外からの強烈なミドルシュートも兼ね備えている。リバプールが今季、完全復活を遂げたのはこの男がCBではなく、アンカーのポジションに復帰したからだろう。

 2日の韓国戦では、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を終え、代表に合流したばかりのカゼミーロが先発に起用され、同じく合流したばかりのファビーニョは、カゼミーロと入れ替わる形で71分から起用された。疲労やコンディション等を考慮すると、日本戦ではファビーニョが先発に起用されるだろう。

DMF:ブルーノ・ギマラインス(ニューカッスル/イングランド)

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【写真:Getty Images】

生年月日:1997年11月16日
南米予選成績:6試合1得点3アシスト

 ブラジル代表の将来を担うことになるであろう逸材だ。20年11月に代表デビューを飾ってからはしばらく招集外となっていたが、21年9月に復帰。しかし、10月、11月は再び選外となり、1月末の代表戦で復帰を果たした。ここから起用頻度が高まると、2月に行われたパラグアイ戦から今月2日行われた韓国戦にかけて4試合連続でアシストを記録。3月のボリビア戦では代表初ゴールを決めるなど、チッチ監督に猛アピールすることに成功している。

 中盤で司令塔のような役割を担うブルーノ・ギマラインスは、前を向いた時にわずかなスペースを見つけてはそこに縦パスを通せるため、このワンプレーで相手のプレスを回避し、一気に攻撃がスピードアップするのだ。これこそギマラインスの真骨頂であり、今季後半戦にニューカッスルの調子が上向いた一つの要因でもある。また、機を見た3列目からの攻撃参加のタイミングも見事で、プレミアリーグでは半年間のプレーだったのにも関わらず5ゴールを記録している。

 2日に行われた韓国戦ではルーカス・パケタに代わり81分から出場。アディショナルタイム含めて10分弱の短い出場時間だったが、試合終了間際に決まったガブリエウ・ジェズスのゴールをアシストし、前述した通り4試合連続アシストを達成した。

右WG:ロドリゴ・ゴエス(レアル・マドリード/スペイン)

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【写真:Getty Images】


生年月日:2001年1月9日
南米予選成績:3試合1得点0アシスト

 現在のブラジル代表の右WGのレギュラーにはハフィーニャが定着しているが、レアル・マドリードで急成長中のロドリゴも忘れてはならない。19年に18歳でブラジル代表デビューを飾ったロドリゴだが、それ以降は年代別代表に招集されるなど、A代表から約1年半遠ざかった。そうした中で22年1月にセレソンに復帰を果たすと、パラグアイ戦では代表初ゴールを記録した。

 ここ数シーズンは若干伸び悩んでいたが、今季終盤に急成長をみせた。課題だった得点力も改善傾向にあり、ラ・リーガではラスト8試合でそれ以前に奪ったゴールの倍以上となる4ゴールを記録。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では準決勝2ndレグのマンチェスター・シティ戦で途中出場ながら2ゴールを記録し、決勝進出の立役者となった。

 2月に決めた代表初ゴールから一気に自信をつけたロドリゴのその後の成長には目を見張るものがある。2日に行われた韓国戦では合流直後ということもあり出番を与えられなかったが、6日に開催予定の日本戦ではテストも兼ねてチッチ監督が起用すると予想する。

左WG:ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード/スペイン)

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【写真:Getty Images】

生年月日:2000年7月12日
南米予選成績:7試合1得点0アシスト

 ヴィニシウス・ジュニオールの武器は圧倒的なスピードとテクニックを活かしたドリブル突破だ。この能力は以前から定評があったが、今季は得点力とアシスト能力というファイナルサードでの質の高さが身についたことで、一気に数字がついてきた。この「覚醒」により、チッチ監督はどのようにしてポジションが同じネイマールと共存させるかという贅沢な悩みを抱えている。

 ヴィニシウスのサイドでの1対1の強さを活かすためには左WGで起用することが必須となる。そうした経緯もあり、チッチ監督は南米予選のラスト4試合でヴィニシウスを左WGで起用した。一方のネイマールにはトップ下や0トップのような形で自由を与えており、現時点では共存がうまくいっている。

 2日の韓国戦では合流間近だったこともあり、ベンチスタートとなった。71分にリシャルリソンに代わって途中出場している。6日に開催予定の日本戦では同じようなスケージュールで代表に合流したアリソンやエデル・ミリトンらと共に先発に名を連ねるだろう。彼と対峙する日本のDF陣は世界屈指の左WGに対応することができるのだろうか。

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