2位:ニコラ・カリニッチ
【写真:Getty Images】
生年月日:1988年1月5日
移籍金:2250万ユーロ(約27億円)
在籍期間:2018年7月~2018年8月
リーグ戦成績:31試合6得点5アシスト
母国クロアチアのHNKハイドゥク・スプリト育成組織出身のニコラ・カリニッチは、2005年に同クラブでトップデビューを飾ると、その後はイングランドやウクライナなどを経て、2015年8月にフィオレンティーナに加入した。エリア内でのポジショニングの上手さを活かし、得点を積み重ねていった。カリニッチはフィオレンティーナに在籍した2年間で82試合に出場し、33得点10アシストを記録した。
絶対的なストライカーを必要としていたACミランはカリニッチに目をつけ、2017年8月に買取義務付きレンタルで獲得した。加入後はリーグ第5節時点で2得点1アシストとまずまずのスタートダッシュを切ったが、勢いはそこまで。決定力不足を理由にリーグ戦中盤以降から徐々に出場時間を減らしていった。
シーズン終了とともに完全移籍へと切り替わったが、それから間もなくアトレティコ・マドリードへの完全移籍が決定。ミランはカリニッチに期限付き移籍金を含む、2750万ユーロ(約33億円)を費やしたのにも関わらず、アトレティコへ売り渡した際に得たのは1450万ユーロ(約17.4億円)と金銭面では大失敗に終わった。同選手がミランで見せたパフォーマンスの低さも考えると、割りに合わない買い物となってしまった。