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世界最高のベテランは誰だ! 33歳以上サッカー選手能力値ランキング6位~10位。所属クラブで存在感抜群の選手たち(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:チアゴ・シウバ(ブラジル代表/チェルシー)

チアゴ・シウバ

生年月日:1984年9月22日
市場価格:250万ユーロ(約3億円)
20/21リーグ戦成績:23試合2得点0アシスト

 チアゴ・シウバはACミランとパリ・サンジェルマンで数々のタイトルを獲得に貢献し、ブラジル代表でも歴代5位の107キャップを記録している。現在所属するチェルシーでも不動のレギュラーとしてプレーしており、今年の9月に38歳となる中でもトーマス・トゥヘル監督から絶対的な信頼を得ている。

 現在も欧州のトップレベルで活躍できているのは「86」となった「守備力」を維持できているからである。「フィジカル」や「スピード」は以前と比べると衰えが見えるものの、経験に基づいた「IQ」の高さは際立っており、的確な状況判断と読みの鋭さで相手チームの攻撃の芽を着実に摘んでいく。

 「IQ」の高さはポジショニングの巧さにも反映されており、クリーンな守備がチアゴ・シウバの特徴である。プレミアリーグでは過去2シーズンで55試合に出場しているが、その中でイエローカードを貰ったのはわずか5試合しかない。身体能力だけでなく、頭を使ってプレーしていることがこのデータで証明されている。「IQ」の能力値は「92」とDFで最高値を叩き出したことも納得できるだろう。

 一方で年齢的な問題で身体能力が落ちてきているのも事実だ。前述した通り「フィジカル」や「スピード」は以前と比較すると数値は下がっている。それでもトップレベルでプレーできているのは身体能力では補えない読みの鋭さやポジショニングの巧さが際立っているからであり、1人のプロフェッショナルとして彼のプレーは多くの選手が模範にするべきだろう。

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